the Laughing Gnome

スポーツ・音楽・美術に関する話題。
庭園めぐりのような老人趣味についても。

ギャラクシー・クエスト

2008-07-10 | 日記・雑記

この映画の展開。「サボテン・ブラザース」という映画も同じである。アメリカ人、こういうの好きだ(笑)。

月曜のNHKBS映画劇場 「ギャラクシー・クエスト」(1999米)

これは何回か見たことのある作品で何回見てもおかしい。日本では多分知る人ぞ知る。アメリカではそこそこ結構ヒット作。それでもアメリカのコメディは本国大ヒットでも日本では劇場公開なしが多いので、日本で受け入れやすい要素がいくつかあったのだと思います。

Galaxy Quest Movie Trailer

 

内容

「1979年から4年間放送された、宇宙探査局の活躍を描いた伝説的の人気SF・テレビシリーズ『ギャラクシー・クエスト』。放送終了から20年経った今も人気は衰えず、ファンダムのイベントが行われるコンベンション会場は熱狂的なファン「クエスタリアン」で満員だった。『ギャラクシー・クエスト』以降、あまりぱっとしないキャスト達は、ファンへのサイン会やイベントを糧にして暮らしていた。

 そんなある日、『ギャラクシー・クエスト』のイベント会場に、グレーのボディースーツを着る変わった4人組が居た。彼ら(?)は実は宇宙人サーミアンで、悪者宇宙人サリスとの戦争を打開するため、プロテクター号タガート艦長に助けを求めに来たのだった。だが、タガート役のジェイソンはプロモーターの出演依頼と勘違いし、彼らのリムジンに乗り込む。 二日酔いのジェイソンが目覚めたのは宇宙船の中だった。「嘘」の概念が無いサーミアンは、テレビ番組『ギャラクシー・クエスト』の電波を自星で受信し、架空のドラマだとは思わずに歴史ドキュメンタリーと信じて見ていたのだった。番組の愛と正義と勇気と信頼の世界を手本に自分たちの文明を建て直し、宇宙船プロテクター号さえも完全に再現していた。 地球に戻ったジェイソンは『ギャラクシー・クエスト』のメンバー達に体験を話すが、単なる遅刻の言い訳として受け取られる。再び、助けを求め現れたサーミアン。ジェイソンは新しい仕事の依頼だとしてメンバーを説得する。「本物の宇宙船で宇宙戦争をする」説明は一切無しで…。」

 

前半の登場人物の落ち目振りとファン大会でのファンたちの振る舞いがおかしく、後半での「本当に宇宙戦争する」ところも笑う所たっぷり。無理やりついてきた「元チョイ役」が「きっとここで俺は死ぬんだー、役名がないやつから死ぬんだー」とわめいたり、ファン大会にいたオタクさんたちのほうが「宇宙船の仕組み」に詳しくて、俳優たちを地球からの交信で助けてくれるところがとても面白かった。

 

主演のティム・アレンは日本では「トイ・ストーリー」のバズの声の人、というのが一番有名か。

 

また本物のイギリスの名優アラン・リックマンがスタトレに出てきそうな人のパロディのみならず「いかにもいそうなイギリス俳優」のパロディをしているのが楽しい。なんていうかこう「アメリカのドラマや映画に出るのは小遣い稼ぎの恥ずかしい仕事と思っており、心は常にシェイクスピアとかにある」というのがいかにもそういう人いそうだ(ゲイリー・オールドマンのインタビューを読んだとき、ゲイリー・オールドマンはまさにそういう発言をしていた。)

 

SFアクションでの数々の主演を飾るシガーニー・ウィーバーファラ・フォーセットの亜流のような「B級お色気担当女優」を好演。本人もインタビューで「よくいるテレビ女優のしぐさも参考にした」と言っている。確かに「胸を突き出して大げさに振り返る。その後おもむろにセリフを…」など「ああこういう人見るなあ」という感がある。

 

ところで、役が欲しいから中国人と偽り、「メカの得意な東洋人」の役を得たレバノン人(メチャクチャだ!)役の人はNHKでやってる「名探偵モンク」の主役の人。

そういえばスタートレックにも日系の人が出ていた。

 

ギャラクシー・クエスト ファンサイト(日本語) とても良いサイト。ティム・アレン、シガーニー・ウィーバーのインタビュー、アラン・リックマンのサイン(もちろんギャラクシー・クエストの写真に)などが載っています。


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