the Laughing Gnome

スポーツ・音楽・美術に関する話題。
庭園めぐりのような老人趣味についても。

マーティ・フリードマン、J Popを語る

2008-04-18 | 音楽の泉
EXPRESS X 「日本の底力は『おもしろければなんでもあり』にあり」 マーティ・フリードマン氏(元メガデス・ギタリスト)インタビュー【前編】(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

確かにマンネリ気味(出来の悪い模倣ばっかし)のアメリカ各種音楽、ヨーロッパ・イギリスものよりは日本のほうがおもしろいのは確かでは(売り上げの停滞は伝えられるが)。ただちょっとマーティ、誉めすぎですよ、という感も無きにしも非ず。
正直、パクリのない音楽なんて殆どない。どっかしら「参考にしている」のだから。記事中に「日本人は悪いほうにばかり考える」(=超悲観的)というように書いてあるけど、ある一定の年代より上にありがちな「日本の●●は所詮、欧米の模倣」という一種の欧米コンプレックスも、最近はだいぶなくなってきましたね。1980年代なんて大人世代はそんなことばっかし言ってて、一方でコンプレックスの裏返しで「アメリカのロックフェラーセンターを買収したぞ!」とか「ゴッホの絵に毛頭(死語!)よりはるかに高い値段をつけてやったぞ!」みたいにやってたんだけど(今でもその「一定の年代より上」はその手の昔話で「昔はよかった!、今のモンはふがいない!」と口からツバ飛ばして言ってるんでしょうね。あと戦争中に何らかの手柄立てた話ね。おじいちゃん、血圧上がって、身体に悪いよ、と思いますが)

しかし、マーティ、松本伊代のファンだったのか。

模倣がオリジナルより洗練されたケースを挙げると…

Breakin' Up Is Hard To Do - Neil Sedaka


この歌で使われているような「ダンドゥビダンダン…」というようなコーラスは典型的なビートルズ以前のポップスという印象の曲に使われていますが、

松田聖子 「いちご畑でつかまえて」


この大瀧詠一の曲では、懐古趣味ではなく、立派な80年代ポップスの小道具としてその「ダンドゥビ」コーラスが使われています。
先日、FMの番組「世界の快適音楽セレクション」で初めて聴いたのですが、非常に巧い曲だと感心しました。
松田聖子本人は大瀧作品は歌いづらくてイヤだったそうですが(確かに映像のほう見るととても歌いにくそうにしている)、どういうわけか、「ダンドゥビ」部分では水を得た魚のように活き活きとしています。

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2 コメント

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ご無沙汰しております。 (藤田チエ)
2008-04-22 09:58:42
マーティというと真っ先に思いつくのはタモリ倶楽部と英語でしゃべらナイトですね。
確かにマーティがインタビューで答えている通り、
結婚して子供ができたら新曲を聴くタイミングを逃したりするんですよね。
だからあんまり音楽聞かなくなったのかなぁと。
聞くとしても車で古い曲ばかりかけていますよ。

突然ですがここでお知らせです。
諸般の事情により、今週をもちましてブログ「藤田チエとおしゃれ泥棒」を閉鎖することになりました。
またしばらくしたらブログを再開しますので遊びに来てくださいね♪
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藤田様 (Isolar)
2008-04-22 13:11:51
驚きました。4月のフールの日かと思ってしまいました。
新しいブログ、楽しみにしています。

ところで最近のJPOPだったら、木村カエラ、パフュームがおすすめです。お子さんにも受けるかも。
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