the Laughing Gnome

スポーツ・音楽・美術に関する話題。
庭園めぐりのような老人趣味についても。

kimono教(狂?)

2009-04-18 | 変な話題(その他)
早いもので来週に祖母の35日の法事。
石川県南部では女性は35日でやってしまうことが多いらしい。女のほうが早く仏になるのか?その前に浄土真宗は死んですぐ仏に成るという話だが。
名古屋は35日が多い(らしい)。石川県の様な田舎でも火葬後すぐに49日法要まで済ませてしまうケースも多くなっている(母の叔母のケース)。
大体お供えに何もって行くかとか、諸処の手続きに必要な書類を来週中に集めようとかそんなことが本格的になってきます。

葬式で思い出したが、通夜は普通に洋装(正式には略礼服らしい)だったが、葬儀には酔狂にも和服を希望したら、母親の着付けを担当した女性が大喜び(日当が多少増えるからか?)。
コンコンと着付けの間中着物の素晴らしさを説教調で説くのでうんざりしました。

彼女によると着物というのは日本における正装であって云々、能登のど田舎の方では女性は晴れ着、男性は裃で送る、それだけ着物は素晴らしい、最近の連中は洋服ばかりで横着だ云々…、聞き流していたためか内容を余り覚えていないが、反論もせずにフンフンと聞き流せるようになったというのも随分大人になったと自分で自分を大いに褒めたいものだと思います(苦笑)。
この人だけじゃない。斎場へ行ってからも着物は目立つので斎場の職員やら他の葬儀の遺族の方(着物着用の高齢者)から話しかけられ、褒められるのはうれしいのだが、やはり「最近の者はなっちょらん」節が…。かなり辟易し、ただでさえ、久しぶりの方言が耳慣れず、日本語が不自由になりそうだったり、「ジェットラグ」気味だった頭にはかなり苦痛になりました。

まあ、いずれにせよ、あんな田舎でも着物を葬儀で着る人は減っている。いや、ある意味田舎だから、かもしれない。この約10年の「田舎殺し政策」がこんなところにも反映されているのかもしれない。親族ではない参列者にしてもかなりくだけてきている。通夜の間挨拶に来る参列者の服装のカジュアル化(ユニクロ・しまむら?化)に驚いたのも事実だったので。玄人ならばより強くそれを感じているはず。
でもそれにたいする危機感ゆえの怒りを延々と「着物を着るという選択をした人」にまくしたてられてもね…、とも思いました。
50代~高齢の女性がズボンを穿いている事が多いのは脚が悪いからなのだろうし…。

母親は「着物は苦しかろう」と言ってきましたが、意外と楽で、これは例の着物教の女性の着付けがタイヘン上手だからもありましょうが、腹部や背中を固定されるので肩や背中に余計な力が入らなくて済むということもあったのでしょう。しかしまたあの女性にお会いしたいとはあまり思いませんが(苦笑)。

kimono beat

小室哲哉版

松田聖子に提供した曲のセルフカヴァー。いかにもな小室節ですが、作者の自演版のほうがスッキリした印象があります(と、思う)。


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