
冬の足音が聞こえるこの季節は紅葉巡りのシーズン。今年も白馬や富士山周辺に行きましたが、せっかくなのでもう1回くらい行っておきたいところです。
しかし、正直なところネタ切れ気味なのも事実。
以前行ったところに再訪するのも良いですが、やはりできるだけ行ったことが無い場所を狙いたい。手近なところで良い場所は・・・あった。
ということで今日は茨城県の花貫渓谷と花園渓谷をハシゴしてきました。
なお近くには袋田の滝という超有名スポットもあるのですが、大混雑しているに決まっているので完全スルーです。

スタート地点は常磐線の高萩駅。新幹線よりはだいぶ遅いとはいえ、特急ひたちで東京から2時間程度の手ごろな距離と言えます。
常磐線はなんだかんだで主要路線ですから、特急も本数が多くて割と便利なんですよね。いわきより先は一気に不便になるけど

まずは最初の目的地・花貫渓谷に向けて走り出します。
このあたりは福島県の浜通りの延長のような地形で、少し走っただけですぐに山に差し掛かり、周囲も早速紅葉が始まっていました。

最初の目的地である花貫渓谷までは高萩駅から10km程度の近所にあるので、あっという間に到着。紅葉はちょうど見ごろで、早くも多くの人が見物に来ていました。
紅葉シーズンは車両通行止めとのことで、チャリを押して見物することにします。


この渓谷で一番の見どころとされている(らしい)のが、この汐見滝吊り橋です。橋のたもとには小さな滝もあり、高そうなカメラを持った人達が気合を入れて撮影していました。
俺の腕とカメラだと大した写真にならないわけですが。

橋の上も、人が途切れることは無いのでこれくらいが限界でした。いやこれでも十分きれいなんですけど。


吊り橋よりもう少し奥に行くと、人も減って紅葉も鮮やかな場所があります。俺はこっちのほうが好きですね。


さて十分堪能したところで、次に行くとしましょう。
花園渓谷まではそこそこ距離があります。国道349号に出て北上し、いったん福島県に入るのですが、

その途中にある里美ふれあい館というところでかかし祭りなるものをやっていました。
このリザードマンに龍は上位入賞作らしく、さすがにものすごい力作です。ていうかかかし・・・?
しかしこれはまだ常識的な方で、一番目立ってたのはこちらになります。

これは絶対かかしじゃないやろ!
水星の魔女って今年の作品だから、製作期間はそんなに長くないはず。短期間でこんなのよく作れるなぁ。

もうひとつ目を引いたのがこれ。キャラの造形は諦めたのか、絵で解決するという荒業。
釘崎と五条先生ですか、すると裏側にいるのは当然虎杖と、

・・・宿儺かぁ。伏黒じゃないんだ
東館駅の辺りで東に進路を変えて山を登り、再び茨城に入ってしばらく下ると花園渓谷に差し掛かります。

ただだいぶ雲が厚くなってしまい、鮮やかさは半減といったところ。今日は一日中快晴という予報をアテにしてきたのですが、残念。
それにちょっとピークを過ぎている感じでもあります。花貫渓谷より北にあり標高も高いので、これはある程度予想していたことですが。


ただ花園渓谷の良い所は、人が少ないので自転車に乗りながら見物できることです。駐車場が無いに等しいので、車の人があまり来ないのでしょう。


町が近づいて標高が下がると、ぎりぎり見頃のモミジも残っていました。
今日に限って言えば、花貫渓谷の方が見ごたえがあった、と言わざるを得ません。
しかし自転車向きなのは明らかに花園渓谷の方でしたし、タイミングと天候が良ければ巻き返す余地が十分ありそうです。
今度来るときは、花園渓谷をメインに据えて走ってみたいものです。
