多摩川サイクリングロードの車窓から

渋峠 2022



 渋峠は、関東の自転車乗りにとって聖地とも言うべき場所です。言わずと知れた絶景に加えて、この時期は雪の壁まで拝めるとあって多くの人が訪れます。

 とはいうものの渋峠には何度も行っており、雪の壁も4回ほど拝んでおります。毎年同じでも芸が無いので、趣向を変えて先日アスピーテラインで雪の壁を拝んできました。
 まあ今年は無理に行かなくてもいいかな・・・と考えていたのですが、KNZさんから「しまさんと渋峠に行くので一緒にどうですか?」と有難い申し出が。そりゃお誘いいただければ行きますとも。渋峠だし!

 今年はいつもと異なり、KNZさんのステップワゴンでのトランポ。車がデカいので、ホイールを外さなくてもロードが3台のせられます。渋滞を警戒して未明3時に出発、途中でしまさんを拾っていざ渋峠へ!


 早起きの甲斐もあってか、道中は至ってスムーズ。出発地点に選んだ道の駅六合には6時過ぎに到着しました。
 ここは標高700m、しかも早朝とあってかなりの寒さ。お昼までにかなり気温が上がる予報でしたが、これから標高2000mまで登ることを考えて厚着を選択。仮に暑くなるとしてもダウンヒルの最中だから問題ない、という判断です。
 
 

 今日は草津温泉までのルートとして林道小雨線を通ることになりました。林道という割には路面状態はまずまずで、車はほとんど通らず走りやすい道です。

とはいうものの、楽ではないですね。12%とかあるし

KNZさんはパワーあるからいいけど、貧脚にはなかなかキツいなぁ。そういえば新兵器のパワーメーターはどうです?

んー、さっき踏み込んだら600Wくらい出てましたね

( ´д)ヒソヒソ  (奥さん聞きました?こっちは200W台でヒーヒー言ってるのに)

 ヒソヒソ (д` ) (パワハラですねパワハラ)

なんですかパワハラってw

自転車のパワーハラスメントとは
自転車のパワーハラスメントとは、同コース上で周回もしくは往復する競技者に対して、ペダリングパワー・心肺機能・機材・空力上の優位性を背景に、心拍や乳酸除去機能の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えひいては同僚の身体的能力の向上を誘発させる行為をいいます。(出典:Velo-city


 林道を抜けると、ちょうど草津温泉のセブンイレブンが目の前。そこで補給を済ませ、さあいよいよ渋峠へ、絶景ゾーンへ!



 殺生河原で一気に視界が開ける瞬間は、毎度のことながら感動的ですらあります。しまさんは渋峠初挑戦なのでなおのことだったのでしょう、「こりゃ凄い、奇麗」と言いながら登っていきます。





 普通の峠で先の道が見えると「あんなとこまで登るのかよフザけんな」的な感想になるのですが、ここではそういう悪態は出てきません。いや、キツいことはキツいのですが。







 ここには何度も来ているので今さら驚きは少ないのですが、それでもこの雄大な景色には圧倒されます。そして雲一つない青空にも恵まれ言うことは無い、と言いたいのですが・・・








うおお、怖い怖い怖い怖い!めっちゃ横に流される!

稜線は横風すごいですね、気をつけないと

 今日は強い西風が吹いており、樹木が無いので開けた場所に出ると強烈な横風に煽られてしまいました。その瞬間に横に車がいると目も当てられないので、特に下りでは注意する必要がありました。




やっと着いた!でもちょっと崩れてますか?

まあ開通して2週間経ってるしこんなもんじゃないですかね?高さも結構あるし。

 開通直後であれば壁も高く雪も汚れていないのですが、2週間も経ってしまうとある程度仕方ない所はあります。





 GW真っ只中ということもあって交通量が多く、こういう写真もタイミングを伺うのがなかなか大変でした。俺が撮ったわけじゃないけど。



 こうして上から見下ろすと、汚れが目立ちますね。




 頂上付近は風が強いことも相まってじっとしているとさすがに寒く、渋峠ホテルで一息入れてから、折り返してダウンヒルを開始したのですが、下まで降りると陽射しが強くすっかり気温が上がっており、汗ばむような陽気になっていました。

 そして道の駅に併設されている温泉で汗を流してから帰路につきました。
 輪行だと着替えやらタオルやらが荷物になってしまうし、そもそも温泉に入ってからまた駅まで自転車に乗る羽目になるのですが、この辺は車の便利なところですね。



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