自転車乗り的には、やはりイベントが軒並み中止になることで目標が無くなってしまって迷走気味の1年だったと言えます。そんな今年の締めということで、超久々に平坦レースを走ってきました。
このBOSO Grandprixは年末に市原市の新東京サーキットで行われており、比較的小規模なレースです。ニャロメさんに誘われてロクに調べもせずに出場を決めたのですが、いざ現地でコースを見るとこんなんでした。

1週1kmにも満たず、狭くカーブが多いテクニカルなコース。カート専用のサーキットなので、筑波や富士とはだいぶ様相が異なります。
絶対的なパワーが無く、インターバルはさらに苦手な俺にとって最も相性の悪いレースと言えます。ヤバいレースに登録してしまった・・・
このレースで成人男子が出られるカテゴリーはエッグ・ビギナー・ライトエキスパート・ストロングエキスパートの4つに分かれており、登録人数はこうなっていました。
エッグ 26人
ビギナー 28人
ライトエキスパート 22人
ストロングエキスパート 6人
俺が登録したのはビギナーですが、名前に反して中級者クラスであることが人数で分かります。この時点で俺の勝ち目など皆無、先頭集団に最後まで食いつければ上出来でしょう。
さて。ニャロメさんが来るということは、愛息のチビベルデ師匠も当然出場します。
10人が参加したキッズカテゴリーで、他の8人を引き離して一騎打ちに持ち込み、最後のスプリントで後れを取ったものの2位を確保。

勝った子も相当鍛えているらしく、この2人のマッチアップは小学生とは思えない見ごたえのあるものでした。
ということで次は俺の出番。師匠が好成績だっただけにハードルが上がってしまった感がありますが、なるべく頑張ってみましょう。
ビギナーは人数が多いので2つに分かれ、俺が出場したのはビギナー2組。14人中、1人不参加だったらしく13人でのスタートとなりました。
スタートが切られると集団が一気に加速し、カーブが多いのでそのたびにインターバルがかかり早くも死にそうです。
やばい、思っていた以上にきつい。とにかく集団から離れたら即終了なので死に物狂いで食らいついていきますが、周回を重ねるごとにキツさが増していきます。
先ほどのビギナー1組では、集団が早々にバラけて先頭は4人しか残ってなかったのですが、この2組は誰一人として脱落していません。ついていくだけで精いっぱいの俺が、どうやらこの中で一番弱いらしい・・・
1組と2組、同じビギナークラスでこうも展開に差が出るものか。
半ばを過ぎた12週目。コーナリングをミスしてブレーキで回避したのですが、既に一杯一杯だった俺にそこから立て直す余力は無く、数m離れてしまって一気に状況がヤバくなりました。集団はその後少しペースが落ちたので、何とか復帰できないかと2週ほど全力でブン回したのですが、案の定追いつけずに脚を完全に使い切ってしまいました。
あとは周回遅れにならないようにどこまで粘れるかでしょう。
その後しばらくして俺より先に切れていた人に追いつかれ、2人で適当に回しながらゴールを目指します。周回遅れを避けるために協調したわけですが、熱いビリ争いでもあります。
最終周回に入り、周回遅れ回避が確定したので焦点はビリ争いに移りました。
スプリントで勝ち目があるか?ちょっと自信が無いな。そこで、最後のヘアピンカーブを相手より前で曲がり、立ち上がりで引き離すことを考えました。ヘアピンカーブ出口まではうまくいったものの、さあ一気に加速!と腰を上げたところ、右のふくらはぎが攣ってアタック不発。
おいちょっと待てや、ここで攣るか!?
結局ゴールまで痙攣はおさまらず、まともなスプリントもならずあっさりとビリになってしまいました。なんてこったい。
そして最後にライトエキスパートクラスのニャロメさんの出番。

このクラスになるとエグい人だらけですが、特にヤバい2人が鮮やかな逃げ切り。ニャロメさんは上位入賞こそ逃したものの終始メイン集団でレースを運び、さすがのスピードを見せてくれました。




