昨年の冬、クロスバイクで三浦半島に挑んだわけですが、強風のせいもあったとはいえ半周するのがやっとという体たらくでした。しかし今の私はあの時とは違い、大幅にアップグレードされているのです（主に自転車が）。
そういうわけで自転車に乗って三浦半島にリベンジ！風向きが良い具合だったからではないのです。
まずはルートの決定。といっても半島の一周ですから、決めることはどっち回りで行くか、位のものです。そしてこういった場合、時計回りが良いとされています。理由は単純、海側を走る方が楽しいから。よって第一関門は横須賀に決定しました。
首都圏にいるとあまり意識しませんが、三浦半島は結構アップダウンの多い地形です。横浜を抜け、国道16号をひた走り追浜を過ぎると横須賀の手前にトンネルが連なります。昼間のサイクリングでも前後のライトは忘れずに。またそれまでのド平坦からアップダウンを繰り返す地形に変わってくるのでペースを乱しやすいところでもあります。
トンネルをいくつか抜けるとそこは横須賀市街。16号のすぐ脇にあるヴェルニー公園で一休み。ここはアメリカ海軍と海上自衛隊の船が見えるので有名です。アメリカ軍の岸壁にはアーレイバーク級イージス艦が停泊していました。左が「フィッツジェラルド」、右が「ラッセン」です。
こちらは海上自衛隊。「はたかぜ」と「ちくま」ですかね。
横須賀を出てしばらく東進し、観音崎を抜けると程なく浦賀に到着します。普通に通り抜けてもいいのですが、せっかくなので…
浦賀の渡し舟に乗ることにしました。実は前回乗り損ねたんですよね、中学生と思しき集団が行列を作っていたので。
浦賀港を横断するだけのいたって短い船旅ですが、気分が変わってよいものです。
写真には写ってないけど、自転車を固定する場所もあります。
浦賀を出て海沿いに走り、横須賀火力発電所あたりの坂を攻略すると金田湾沿いに平坦な道が続きます。もう少し先の津久井浜や三浦海岸にはサーフィンやウィンドサーフィンをやってる人がチラホラ。
そして三浦海岸交差点を左に折れると、また地形が険しくなってきます。
中間目的地である三崎を前に、厳しめの坂が連続しますが、どれも長さはたいしたことありません。写真の坂は三崎手前の最後の坂。これが見えたらあと一息！
先ほどの坂を上るとちょっとした眺望が開けます。
そんなこんなで三崎に到着し、ちょうどお昼時なのでマグロラーメンを食いに牡丹に行くことにしました。お店の写真は撮り忘れましたが、今時のラーメン屋ではなく、昔ながらの中華料理屋、といった佇まいです。
お店の前にある駐車場にはバイクスタンドがありました。こういうの嬉しいですよね。
これが噂のまぐろラーメン。正直、観光客向けのキワモノだろうと思ってたのですが、思ったより美味かったですよ。ただ、やはり臭みが取りきれないようでちょっとばかりクセがあります。
ここから三浦半島の西岸に入ります。この写真は葉山の近辺ですが、相変わらず小刻みなアップダウンを繰り返すルートです。
これは逗子の海岸。ここまでくると半島の付け根に近くなってくるので、海岸沿いはだいぶ開けてきます。
披露山公園の脇を抜けて…
トンネルを抜けると、そこは鎌倉！
ここから鎌倉街道を通って帰るわけですが、この時点で午後2時半。ちょっとおやつを頂くことにしましょう。
有名店ですが、寄ったのはこちら茶処 こ寿々。店の中が実に良い感じで、メニューはわらび餅・豆かん・ところてんしかないという漢らしさ。頼んだのはわらび餅小皿ですが、お茶はサービスでついてくるのでご安心を。
鶴岡八幡宮の近くに来ると以前と変わらぬ大渋滞。鎌倉は道路が狭いばかりか駐車場も少ないので、車で来るのは死亡フラグだと思うのですが。
渋滞を抜けると北鎌倉駅の手前に坂があります。大船側は長く続く緩やかな坂ですが、鎌倉側は結構急な坂になっており、この時点で100km以上走っている体には結構応えるものがありました。とはいえこれをクリアすれば帰り道にたいした難所はありません。
トータル走行距離は137km、8時に出発して16時40分に戻りました。チンタラ走った上にあちこちで休憩しながらでしたので、こんなものでしょうか。何はともあれ、きっちり完走したのでこれで三浦半島はシメたということで。次はどこにしようかな～
