自転車の交通違反厳罰化へ

以前にも、自転車のマナーについて書いたことがあるが、車に乗っていると本当に怖いことが多い。


　単なる信号無視は当たり前、下手すりゃケータイいじりながらかつイヤホンさしながらという状況も少なくない。
　自宅から車を出し、ちょっとした通りに出るときが一番怖い。こちらは信号が青で進もうとすると、「こんな路地から車が来るはずない」と決めつけた自転車が突っ込んでくる。

　クルマが来ているのに気づくと、多くの場合、逆ににらみつけてくる。で、止まるどころか、そのまま突っ切ったりする。
　こうした無謀な運転に対し、ついに地検も態度を改めるという記事が出ていた。東京地検が2013年1月21日、信号無視などを繰り返す悪質な違反者に対して、積極的に略式起訴して、罰金刑を求める方針を打ち出したという。

　確かに、以前無謀な運転の自転車を避けようとした自動車が、結果として死亡事故を起こしてしまった事件で、原因となった自転車運転者を有罪にしたケースがあったが、そのケースでも、当の運転者は「向こうは人をひき殺してるんだぞ」と逆ギレしていた由。
　自転車側は基本的に、(何をしても)許されると思っている節がある。


　この厳罰化、個人的には大賛成だ。左写真のお姉さんが信号無視でぶつかっても、一方的に車が悪いっていうのは納得できないぞ。
　ちなみに、興味深いのは自転車の場合、自動車のような「反則金制度」がないので、罰金刑だけであっても、いわゆる前科となるという。

　前科となると就職などに影響が出るのは当然であり、個人的な意見だが、このぐらいにしないと、日本人はダメだろうと。
　もちろん、右写真のようにしっかりと停止位置を順守している人も少なくはないのだが・・・むしろ、事故よりも違反にスポットを当ててほしいと思う小生である。

　そういえば、一時期話題になっていたブレーキなしのピスト自転車の規制ってどうなったんだっけ?