電車の遅延の謎

毎朝通勤していると、いつものようにいつもの展開っていうパターンが安心になったりする。小生の今の環境だと、途中の大きな交差点でお母さんと小学生の男の子の二人連れとすれ違う。逆に、ここですれ違うと安心する。

　そして、同じ交差点でＯＬ風のお姉さんと会う。このお姉さんとは、同じ電車に乗るが、向こうも小生がいると「時間は大丈夫」と見ているようだ（苦笑）

　ところが、ここまで時間どおりに来ながら、最後に狂うのが電車の遅延だ。先日も、いつもの時間に乗る急行を待っていたら、構内放送が流れた。
　「途中のＨ駅で、急病のお客様が出ました関係で遅れています」と、ありゃりゃ、確か少し前も二度ほどＨ駅で急病人だったぞ。

　聞くと、どうやらそのため１５分遅れているという。ならば普段は後から来る普通が来るのかなと思ったら、これが来ない。
　どうやら義理堅く本来の順番で走っているようだ。朝の通勤時間帯だ。ホームは続々と通勤客で埋まっていく。１５分というと、急行・普通合わせて７本くらい走る見当なので、ホームに入れない人まで出てくる。

　しかし、そこで疑問がわいてきた。ホームから飛び降りたり、石をぶつけたりして、結果として電車を遅延させると、損害賠償させられるのは有名だ。
　ならば、気分が悪くなって、倒れてしまったようなケースの場合はどうなんだろう。あまり、損害賠償させられたって話は聞かないが・・・

　この日の場合、どのくらいの人間に影響が出たかを考えると恐ろしいことになる。田舎の電車で、ほんのわずかの遅延でも大きな賠償している人も知っている。
　逆に、途中で気分悪くなるくらいなら、乗るなよ・・・って、言いたくなった。実際に今回、列の最前列にいた小生は乗れたが、乗れたのはほんの数人だった。

　だが、待てよ・・・このところ急病人というとＨ駅だ。しかも、急病人を降ろして発車するのに１５分もかかるか？
　そういえば、以前何かの記事で見たが、「車両故障というとお客さんは怒るが急病人というとしかたないと思うので、いつもそう言っているという線がある」とか・・・

　はっ、まさか・・・小生が使っている路線がそうだったのかも。うーむ、なんだか疑惑がわいてきたぞ。もしかして、Ｈ駅というのが車掌の間の暗号になっていたりして・・・
　幸い、小生会社に間に合ったのでよかったが、遅刻しそうなら、満員の電車の中でメールを打たなければならないところだった。

　これって、嫌われるだろうなあ・・・なんたって遅延（チェーン）メールだから（苦笑）