アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ヒップアップクーペ ギャランGTO

2014-05-20 06:00:18 | ノスタルジー
ノスタルジーネタで、先日セリカのことを紹介したが、忘れてならない車に1970年発売の「ギャランGTO」というのがある。現在はトヨタの博物館にも展示されているそうだが、三菱の車をトヨタが展示するというところに、この車のすごさがあった。


 ボディサイズやエンジンなど、セリカとまっこう正面のライバルの位置。マッチョなアメリカンな佇まいで、ハードトップクーペとなれば、実質2+2。
 もっともスペック上は5人乗りだったが・・・スタイル上の特徴はタンブルフォームと呼ばれる丸いボディとカーブドガラス、そしてダッグテール(ヒップアップ)。

 リアの熱線も横でなく、縦に貼るというスタイル。インテリアもやたらとメーターが並び、コンソールも運転席側に向くというこだわり。
 何から何までこだわった専用設計だったため、価格設定も高く、ハイソな感じだったはず。ガキの頃、近所のおじさんのGTOに乗せてもらったが、高そうだった。


 エンジンはサターンという名前もすごいエンジンで、シングルキャブのMⅠ、ツインキャブのMⅡ、そしてツインカムのMRの三種展開。
 フラッグシップのMRは写真のように、ボンネットにエアインテークまで付け、ストライプもダッグテールにおよぶ専用のものだった。

 リアサイドのアメリカンなエアダクトは、後のセレステなどにも影響した感じ。だが、この車は、かっこだけではなかった。
 当時のクルマ雑誌などで、毎週のようにやっていた乗り比べでは、セリカやベレットと一緒に走っていたが、性能面では常にトップクラスだった。

 今思うと、メーター類やコンソールが運転席に向いたデザインというのは、BMWなんかにも通じるし、当時としては、なかなか先進的な意欲作だったことは間違いない。
 調べてみたら、こんな動画の前編後編が見つかった。今の目線で見るとタイヤも小さいし、ボディ全長も4125mmしかなかった。今のカローラなんかよりもはるかに小さい。

 だが、やけにでかく見えたのは、当時小生がガキだっただけではないように思う。このクルマも、小生にとって「いつかは・・・」と思わせてくれる一台であった。
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