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アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

なかの芸能小劇場で菊之丞

2016-10-22 05:55:12 | 落語

以前の記事で、なかの芸能小劇場というところで菊之丞の会に出掛け、その足で次回のチケットを買ったことを紹介した。

 で、先日その会に出掛けてきた。土曜日の朝10時開演という、噺家さんにとってはなかなか厳しいコンディションの会である。
 こちらも、それなりに厳しいが・・・まあ、聞く側の方が気楽なわけで。と、わずか110席の会場ながら、さすがに会場には空席も残っていた。


 逆にそれだけ贅沢な会ということに・・・で開演。まずは前座できいちが登場。初めて聞くが、一之輔の弟子という。
 パトロンを装うつもりはないが、二ツ目の頃にこんな会をやっていた身からすると、弟子まで取るようになったとは・・・時の経つのは早いものだ。

 始めたのは「芋俵」、前座としては珍しい噺だが、いかにも一之輔の匂いがするもの。声もいいし、これからに期待である。
 さて、菊之丞の登場だ。一席目は・・・おっ、これは「不動坊」だ。菊之丞で聞くのは初めてのような気がする。

 一之輔もよく掛けているネタだが、む、むむ、むむむ・・・一之輔のようなナンセンスな演出はないが、さすがにツボに入ったところではキッチリ笑ってしまう。さすがだ。
 それにしても落語って・・・やはり深いと思わせてくれるネタである。幽霊の存在を半ばおちょくっているような設定だし・・・って。


 と、ここで中入り。休憩の時間に、またチケットを・・・次回は兼好の会にさせていただいた。ずいぶん先のものだが、もはやかなり通し番号が進んでいた。
 また、ここで見つけたのが、こちらの公演のチラシ。お、おお、玉川カルテットだ。小生が子供のころに、地元のイベントに来て見てからファンだったんだが・・・なんと芸歴50周年とは。

 チラシを見ると、当時のメンバーとはかなり変わっているようだ。当たり前だが・・・と言いつつ、まだ残っているメンバーもいるわけで、いったいいくつだよ・・・二葉しげると思い、調べたら御年77歳。
 ってことは、二十代からやっているのか・・・「金もいらなきゃ、女もいらぬ~、あたしゃも少し背がほしい」ってやり続けて50年か。うわわ・・・なんともノスタルジーだぞ。

 さて、冷静になって・・・再開だ。トリの菊之丞は何を・・・っと、これは「明烏」だぞ。廓ものの菊之丞って、色気というか雰囲気が出るんだよなあ。
 と、もちろんこの日の出来も抜群で、十分以上に堪能させていただいた。ちょっと演出面では面白いアプローチがあったが・・・

 いやあ、さすがに楽しいじゃないかって言いながら、会場を出たところ、まだお昼の12時(爆)。さすがに早朝落語の威力だぞ・・・
 そこから、苦行が待っているとはつゆ知らずの小生であった。~続く(汗)
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