アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

超入門!「落語 THE MOVIE」に注目

2016-10-21 07:00:00 | 落語
今、NHKの落語推しはどうなっているの・・・という感じがしている。10月19日のクローズアップ現代で落語ブームを取り上げて、二ツ目を推す若い女性などを取り上げていた。二ツ目クラスの成長を追いかけていくのも楽しいし、そういう楽しみ方を若い女性がされているというのはおおいに喜ばしいかぎり。落語にとってはいい時代である。

 さらにそれに続いて、新番組として始まったのが、超入門! 「落語THE MOVIE」。以前、特番で見たことがあったが、レギュラー化したようだ。
 この番組は、落語のストーリーを実写版で見せるもの。この手法は以前、タイガー&ドラゴンでもとられていたが、この番組ではセリフは噺家のセリフをそのまま流す

 そのセリフに合わせて、役者が口パクで演じるというところが面白い。おそらく、撮影はなかなか大変なのではと・・・
 初回は一之輔の「かぼちゃ屋」と菊之丞の「お見立て」だった。まず「かぼちゃ屋」については与太郎を加藤諒が演じたが、なかなかハマり役だった。


 加藤諒って、独特の存在感があるが、リアル与太郎って、こんな感じだったのではと思わせてくれるのではと。
 続いて「お見立て」だが、花魁の喜瀬川を前田敦子、お大尽の杢兵衛をドランクドラゴンの塚地が演じたが、抜群にハマッていた。


 杢兵衛って、実際こんな感じだったんだろうと思わせてくれるには塚地は十分だったし、前田敦子が性悪な空気をよく漂わせてくれた。けっこう素かも・・・って(汗)
 もともと落語って、聞いている側がその風景を頭に浮かべていく芸能であり、今回のような光景を実際には頭の中で多くの方が見ているはず。


 それを実写版でサポートしているという意味では、まさに超入門である。これは次回が楽しみだぞ・・・って、遅いので毎週録画することにしよう。
 第二回は、「粗忽長屋」と「目黒のさんま」か・・・いずれも、ナンセンスな噺で、落語らしいものである。

 早くも楽しみになりつつある。録画したものをDVDに焼いて保存版にするのもよさそうだ。
 これからご覧になる方にもお勧めである。って、NHKの回し者かよ(苦笑)
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