ルーマニア料理

このところ、アホネタばかり続けている（←このところじゃないって）ので、口直しにお勧めのレストランの話など。

　皆さんは、ルーマニアというとどんな国かイメージが湧くだろうか。小生もイメージが貧困で、コマネチくらいしか浮かばなかった。しかも、それも厳密には、たけし・・・
　だが、今から十数年前にこのレストランを知ってから、料理のイメージが小生のイメージになった。そう、今日紹介するのはルーマニア料理の店だ。

　場所は銀座にある。だから、調べればすぐ検索できるのはわかっているが、それでも名前を書きたくない・・・おわかりいただけるだろうか、この気持ち。
　お店に入ると、まず民族衣装を着たウェイトレスさんが、「コマネチのポーズ」でキメて迎え入れてくれる・・・なんてことはなく、品よく案内される。

　ちょっと暗めな室内は落ち着いており、民族衣装とシンクロするインテリアはすでにルーマニアにいる気分だ。店内はあまり大きくないので、大人数には向かないかも。
　メニューを見ると、さすがに見たことのない料理の名前が並んでいる。うーん・・・と思っていると、ママさんが寄ってきてくれて、料理の説明とお勧めを紹介してくれる。

　このママさんがなんともいい。小生初めてここに来たときからのファンであり、京都などに勤務した関係で、１０年ぶりにお会いして嬉しくなった。
　どうだろう、今７０歳は超えているのではないか・・・お元気でお店に出ている。ステキだ。また、このママさんが親切で、料理もいろいろわがまま聞いてくれたりする。

　正直、このママさんがいるからこの店のファンになったといっても過言ではない。と言いつつ、肝心の料理である。一口で言って、フランス料理田舎風とでもいうべきか。
　洗練された感じではないが、暖か味のある素朴な味で美味しい。写真は、代表的な肉料理３種類である。手前左は、ムサカといってギリシャ料理にもある。

　一番の名物で、かつお勧めなのが右の棒状の肉団子でミティティと言われる。ミキティが気に入っていた・・・ことにしておこう（爆）
　仕事に疲れたとき、素朴な料理とステキなママさんのもてなしを楽しみにいく。ルーマニア料理って、そんな味わいである。