接ぎ木の枝からの花が咲いている
マンゴの木に接ぎ木をして安い値段の種類を、黄色くなるマンゴに変えると言う事だが、義父のマンゴの木は
今は接ぎ木をした枝で、黄色いマンゴが生っていると彼女は言っている。
その職人に頼んで接ぎ木をして貰ったが、昨年の6月に行った時は、接ぎ木の枝から芽が出ているのは少なかったが、
今回彼女とどのようになっているかと行って見たら、芽から枝が伸びて黄色いマンゴが出来ているではないか、
その枝はまだ細くマンゴの重みで折れそうになっている物が数多く有る。
これは大変だと枝を木の幹に縛り付けなくてはいけないと彼女が言い、明日紐を買いに行き2人で作業する事にした。
この値段の安いマンゴの木は道路側に面しており、盗難の恐れが有るので植えたのではないかと思うが、
この木が一番大きく成長して木に生るマンゴの数も多いのであるが、皮肉な事に値段は半分位で買い手が少ないのである。
だが100本以上は有ると思う、木の枝を掻き分けて幹きに近づき、大きな枝に接ぎ木の芽ががセロテープに
止めて有ったテープを挟みで切って外して、成長した枝をマンゴの重みに耐えられる様に、
ナイロン紐で結んで行くのであるが、1本の木に4~5か所有るのである。
彼女は慣れた手つきで次から次と結んで行く、私は一生懸命やっても半分も行かない。
暑いし汗が出て喉が渇く水を飲み飲みの仕事であるが、紐が無くなるとバイクの所に置いて有るのを取りに行く
バイクもそのつど移動して行くので有るが、私がバイクに取りに行くとバイクが見つからない
左右に移動したり前に行っても、今自分が果樹園の何処に居るか解らなくなり彼女に助けを求める。
マンゴの木が大きくなり見通しが効かないのである。
彼女はさっと来てバイクの所に行き紐とバイクを持って来て、次の仕事に取り掛かる。
腰は痛くなり疲れた体を引きずりながらやっと終わるが、彼女の笑顔見ると何か充実感が湧いて来る。
彼女に他の枝を切って黄色のマンゴだけにするかと聞くと、そのままで両方のマンゴが生る木と成るらしい。
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