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営業に行ったお店でのこと。

2014年02月27日 23時51分34秒 | 雑記

先日、営業で行ったある飲食店でのことです。
そのお店の店長はやたらに、

「社長が厳しいんですわ」
「社長が細かいんですわ」
「社長は言い出したら、即行動なんですわ」

と話していました。

嫌な顔をせずに言うものだから、
きっとこの店長は社長のことが好きなんだろうなと思っていました。

営業のお話も終わってお店を出ようとしたときに、

「良かったらうちのを食べてってよ!」

と言われ、お言葉に甘えました。

お客さんの玄関からその時に入ったのですが、
「いらっしゃいませ」ととても元気で笑顔でパートのおばちゃんが声をかけてくれました。


僕は学生の頃ずっと思っていたんですよ。


働いているときの「ありがとう」と、
普段の生活の中で僕が言っている「ありがとう」は
どうしてもこうも違うものなのだろうってことです。


確かに同じ言葉なんですけど、何かどこか、違うってずっと思ってたんですね。


そのパートさん達の笑顔は、
本当に迎えてくれているんだなと気づかされる「いらっしゃいませ」でした。

他に入ってきたお客さんを見ても、
丁寧に接客をして、正確に注文を聞きとり、笑顔で戻っていきます。
当たり前のことかもしれないんだけど、やたら記憶に残ったのですよ。


そして、僕に出されたものがこれでした。



皮はパリッ、中はふんわり。
ウナギってこんなに美味かったっけって驚くほどでした。


そのお店にはお客さん用のアンケートがあります。
そこには様々な選択肢があり、最後に空欄が設けられています。

・箸が使いにくい
・お椀がもちにくい
・タレが甘すぎる。
・ウナギが焦げていた。

店長から話を聞いてみると、
そういったアンケートを一つヒトツ読み、
必ず社長にそのことを伝え、出来るだけ早く改善するようです。

どこのお店に行っても、
こんなもの書いても意味があるんかなと思っていました。

でも、今回訪れたお店は違ったのです。
お箸も、お椀も、室内空間さえも、変えてしまうほど、

「世間の目の正しさ」をお店の内外、そして従業員の心に行き渡らせていたのです。


「ありがとう」の言葉の違い。
自分にとってのその答えは、
「自分のこととして感謝をしているかどうか」という違いだと、
今では思っています。

つまりそれは、「やりがい」なのです。


店を出る時にもまた笑顔で「ありがとうございました!」
とパートの方に言われました。

引き戸を開けて、そのまま外に出ていこうと思ったんだけど、
振り返って僕は言いました。

「素晴らしい接客ですね。とても感動しました。
 美味しかったです、ありがとうございました」

そしたら、そこに立っていたおばちゃん二人は、
わぁ!っと驚いた顔をして、

「ありがとうございました!」と言うんです。

店長はすごく僕は好きなのですが、
きっとこの店の社長もステキな方なんだろうなと思い、
会ってみたくなりました。


近々、無理やりにでも会ってきます(笑)

それが俺の生き方ですわ。

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