勝間田塾

静岡県牧之原市にある古民家の保存活動を通じて、地域の活性化と文化活動を展開するプロジェクト

勝間田塾について

勝間田塾は古民家である旧木下家を保存しつつ、地域の活性化と文化活動を展開するプロジェクトです。    勝間田塾についての詳細はこちら

樹木の伐採

2009-01-26 14:32:48 | 勝間田塾とは
「木下家」を後世に残すためには,老朽化した個所や破損部分を応急修理しなければなりません.そこで,これらの修理に必要な建築材料を確保するために裏山の檜と杉を使うことにしました.裏山の木々はこれまで西陽を遮り,家屋を日陰にしておりましたので,この際,日当りをよくすることも考慮して,かなりの樹木を伐採致しました.現在、伐採された木は製材所に運ばれ,適当なサイズにカットしてもらっています.しばらく乾燥させて上で,つぎは大工仕事に移る予定です.
檜:直径20-70cm(最多年輪数90)17本
杉:直径50cm(年輪数70)2本
その他の雑木:20-50cmを約17本Sm1
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勝間田塾の所在地

2009-01-22 01:19:11 | 勝間田塾とは
住所:〒421-0406 牧之原市勝田1483(郵便は配達されると思います)
地理的位置:北緯34°46′40.24″ 東経138°12′12.1″
標高:37m(位置はGPSにより,09/1/14に輿石邦昭によって測定された)
ちなみに,当地の約3km東方の高根山(一等三角点)は,
北緯34°46′9.7988″ 東経138°12′11.4762″ で標高は150.94mです.
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(国土地理院発行の1/5万地形図を使用)



暮れの「餅つき」

2009-01-10 09:31:41 | 勝間田塾とは
  餅つき会 の報告
 昨年の暮れ(12月28日)に,保存会が主催した初めてのイベント「餅つき」を木下家で行った.当日は好天にも恵まれ,予想以上に多数の参加者(記帳者68名,その家族を含めると約120名)があった.
 催しは,土間の古い竃を使って餅米を蒸かし,2つの臼を使って5斗7升の餅をついた.
参加者に「年取り餅」や大福餅(苺大福)が振る舞われ,座敷ではお正月のお飾り(手作り)や手芸品(小物入れ)等が販売され,それらの売り上げは保存会の資金となった.また,玄関に門松を立て,座敷には生け花と裏庭でつくった「花炭」を飾り,木下家は賑わいを取り戻し,生きかえったようであった.
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* 昔からの風習「年取餅」とは,お皿に稲藁の「みご」を縦と横に並べ,その上に「つきたて」の「あんこ餅」を乗せ,各人の年齢(新年)の数だけ「みご」で切って今年の無事と新年の無病息災を祈って食べる行事です.昔の「お年玉」は「年取餅」でしたが,いつの間にか「お餅」が「お金」に代わってしまいました.
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* 餅つき会の様子をDVD(大石 稔 作)に収めてあります.ご希望の方には自費でお分けします.










木下家の土蔵を修理しよう

2009-01-08 20:48:09 | 活動予定
木下家の裏庭に白壁の二階建ての土蔵(約18坪)があります.これまでに何度か修理された形跡が残っております.しかし,最近はしばらく放置されていたため,全体に蔦が生い茂り,屋根瓦の隙間に草木が生えてしまいました.これらを取り除いたところ,屋根瓦と壁の一部がかなり痛んでいることが解りました.破損はまだ蔵の内部にまでは及んでおりませんが,瓦の落下と白壁の崩れは危険でもありますので,早急に修理しなければなりません.このようなわけで,木下家保存会はまず最初にここから手をつけることにいたしました.以下は,この修復計画と作業日程です.資金と労力が不足しております.皆様のお手伝いを歓迎いたします.Smimg
修理の内容
写真に見られる軒の部分の傷みが激しいので,この部分を撤去し,新たに木造瓦葺きの軒につくりかえます.瓦は再利用し,木材は背後に生えている檜と杉を使います.白壁は一部剥がして塗り替えます.
作業の日程
1月10日(土):裏山の下草刈り(木を切り出すため).
1月11日(日),12日(祭日):木の伐採(冬季の新月伐採が理想).
1月13日(火),14日(水):枝払い,皮むき,切断後,製材所に運搬.
1月17日(土),18日(日):軒撤去の足場作り,製材の引き取り.
1月24日(土),25日(日):軒の解体作業(瓦を丁寧に取り外す).
2月下旬:軒の建設開始(製材後,約1ヶ月の乾燥が必要).詳細は未定.



木下家保存会(活動日誌3)

2009-01-06 18:26:31 | 勝間田塾日記
平成20年
11/6:  利活用の話し合い(木下勝朗,元県茶業試験場長沢村章二氏,山本,池谷)(木下家にて).
11/8:  副市長と会談(山本と池谷).「木下家」を民間団体に移管する考えのあることを伺う.
11/13: 市役所にて「フォーラムまきのはら恊働推進事業交付金」について相談(池谷).
11/14: 再度,「フォーラムまきのはら恊働推進事業交付金」について相談する(池谷).
11/15: 蒲原町に岩辺家(古民家と庭園)と渡辺家(土蔵と古文書)の視察(山本,大塚,横山,池谷).
11/17: 「木下家」の民間移管を市に願い出(山本),その受け入れとしてNPO法人の立ち上げを検討.
11/18: 「フォーラムまきのはら交付金」申請書を持参するも担当者不在にて提出出来ず(山本と池谷).
11/19: 同上,再度申請に行く(山本,池谷).
11/21: NPO法人申請準備のため,静岡の相談室を訪ねる(山本,横山,大塚).
11/26: 市より補助金5万円(屋敷の図面作成および活動アドバイザー招聘費用として)を交付される.
11/27: 屋敷の図面作成のため,建築士を案内し,現地にて作成を依頼.
11/29: 島田,千葉山の古民家を見学,「合同船」にて朗読と講演を聴く(有志).
11/30: 「合同船」のメンバーを木下家に案内し,付近の古民家を視察.今後の共同を話し合う.
12/3: NPO書類作成(池谷),保存会総会の通知配達(山本).
12/7: 木下家保存会の総会を開催(21人出席),活動報告とNPO勝間田塾の設立を提案,承認を得る.
12/9: NPO相談室(静岡市内)にて,近藤勇氏に書類点検を依頼(横山,大塚,大石,村松,山本),その夜,池谷宅にて書類の修正を行う.
12/11: 静岡新聞に「木下家保存会総会の模様」と「NPO勝間田塾設立」の記事が掲載される.市管財室長(加藤)が知久磐雄夫妻を木下家に案内,説明していった.
12/12: ランドブレインKK(杉本淳,後藤峻),NPOえがおつなげて(斉藤雅子)の各氏を招き,今後の活動についてのアドバイスを頂く(10:45~15:30)(出席者:山本,木下,村松,松下,横山,山本孝佳,池谷). 
12/13:  NPO申請書類の作成(池谷,伊故海,山本)
12/15:  NPO申請書類を県庁に提出(伊故海,山本,後藤).市(管財)より「家屋敷貸し付け」の文書を得る.
12/16:  NPO申請書類の不備を指摘され,修正書類を速達にて郵送(山本).市(管財)に電気,水道の供給を依頼し,副市長,教育長に「NPO法人勝間田塾定款」書類一式を渡す.また,古民具等の保管のため,坂部振興センターの一室を借用できるよう教育委員会より農林課へ話を通すよう要請した(山本).
12/18: 12/28「餅つき会」の計画を煉る.
12/20: 大石夫妻の寄付により,「花炭」及び「竹炭」用の釜を裏庭に設置.
12/22: 待望の電気と水道が復帰.
12/24: 県庁よりNPO申請書類の不備を再度指摘され,明日修正して郵送することとした.
12/25: 家の中の戸棚,押し入れを整理し,古物や古民具などを部屋に飾り付けた.
12/27: 「餅つき会」の準備(斉藤親子,松下,櫻井,大塚,横山,大石,大石裕,村松,木下夫妻,赤堀,後藤,村松恵子,山本夫妻,池谷夫妻).
12/28: 「餅つき会」(9:00~17:00)(来訪者約120人)(別途特記する).夜に有志による慰労会(忘年会)を行う.「餅つき会」については別途記載.