インフルエンザワクチン接種のご予約を開始します。
令和6年度特定健診が始まり、今年も原則予約制で行なっています。
電話で予約受付を行なってきましたが、予約が均等に入らず、待ち時間が長くなることもありました。この度、予約表を作成すると同時に、電話受付だけでなく、インターネットからのご予約も承ることができるように致しました。
テレビ報道で麻疹が流行っているというふうな報道があったようで、抗体検査を希望するお問い合わせが複数ありました。
保健所では感染症の発生状況について医師会などに公表していますが、香取管内は発生ゼロです。
2019年に日本で流行したときの発生数と比較しても圧倒的に少ないことを踏まえて対応を考えることをお勧めします。
汗ばむ陽気かと思えば、真冬の気温に急降下。体調管理が大変な今日この頃です。
インフルエンザも流行がやや治まりつつあり、COVID19がときどきみられる状況ではありますが、最近どちらでもない感染症が増えているようです。
以前から気になっていた風邪対策について、述べてみたいと思います。
ⅰ )総合感冒薬、解熱剤は飲まないほうが良い
ⅱ )スポーツ飲料、経口補水液は摂らない
ⅰ )一般的にしがちなことですが、総合感冒薬にも含まれる解熱剤には、炎症(=免疫反応)を抑える作用があるため、ウイルスの増殖を許してしまう危険があります。
せっかく熱を出して戦っているのに、足を引っ張ってしまいかねません。
※ただし、熱性痙攣の恐れのある場合はこの限りではありません。
ⅱ )こちらも正しいと思われている方が多いですが、風邪のとき、よく汗をかきなさいと言われた覚えはありませんか?
これは、ウイルスと戦うために分泌されたサイトカインがウイルスと戦ったあとも残っているものを、汗や尿といった身体から出ていく水分とともに排泄させる上で大事な過程です。ところが、汗や尿は、血管内に水分が多くないとつくられず、塩分を含む上記の飲料は、血管内よりも細胞へ水分を届けるため、汗も尿も出にくくなってしまいます。
サイトカインによる熱や節々の痛みが残る要因となるわけです。
もちろん、細胞脱水である熱中症には、非常に有効な水分補給法なのですが、補給先が風邪の場合ではちがうのです。
これから、冬に向けていろいろなウイルス感染症が増えてくると思います。
この基本のふたつを忘れず、この冬を乗り切ってください。