街角でのおばさんの立ち話は、時々見かけるが、おじさんの立ち話は少ない。堤防道路脇に大きな桑の木があって、新芽が吹き出した。向こう岸に名残の菜の花が咲いている。こんな平凡な風景を撮っていたら、後から、「何を撮っとる?」と声を掛ける人が居た。振り返ると、どこかで見たようなおじさんだった。ややあって、このおじさん、いつも堤防斜面の草取りをしている人だなと気が付いた。写真の話の後、草取りのことを確認したら、「綺麗なのは気持ちがいいからな」と、笑いながら返事が帰って来た。言われるとおり、この2・30mの区間は夏草の季節も手入れが行き届いて、毎日走っていてもココへ来ると見晴らしが良く、気持ちが良い。誰に頼まれた訳でもないだろうに、頑張るおじさんだ。そんなこんなを立ち話したジジ二人だった。自転車に跨ったら、ハンドルを握る手を叩いて、「頑張って走れよ」と激励されてしまった。「頑張って草取りして下さい」と言って分かれたが、チョッと変だったかな。
走行データ D:25.47 T:1.26.13 A:17.7 M:33.1 O:30114

走行データ D:25.47 T:1.26.13 A:17.7 M:33.1 O:30114
