片割れ月おもちゃ箱

お笑い系エッセイです~

つもらない話

2020年01月25日 | おもちゃ箱
 冬の夜や宇宙流転の音すなり …駄句である(_ _;)…パタリ




 大寒だというのに私は毎日アロハシャツ一枚で春ちゃんといちゃついて過ごしている、というのはいささか大げさだが、例年よりも暖かく、県南の豪雪地帯にも雪が積もっていないといい、昨日は冬眠できない熊がエサを求めて町まで下りてきたそうだ。
 当初は雪が無いとゴミ出しも楽になるので何と素晴らしいことかと歓喜の声を上げていた私にも、ここへきて色々と支障が出てきている。

 ワークマンから買ってきた極寒仕様のアウターにまだ一度も袖を通していないし、新調したスパイク付き長靴とアイリスオオヤマの豪雪仕様の雪掻きスコップにもだいぶ埃が嵩んできた。
 だいいち約束の時間に遅れたり、仕事が遅れたりしている理由を雪のせいにできなくなったことには大いに失望している(_ _;)…パタリ

 私のケチな出費くらいならまだいいが、除雪作業の受注で一獲千金を当て込み、ブルドーザーとバックホーと11トンダンプに多額の投資をした土建屋のタコ社長は、今頃ホームセンターから丈夫なロープと脚立を買い求め、枝ぶりのいい松の木を探し回っているに違いない。
 やはり、冬は極寒仕様のアウターを身にまとい、スパイク付き長靴を履いてゴミ出しに行くに限る。ちょっとくらい吹雪いてくれた方が土建屋のオヤジも私も助かるというものである。

 さて、大平山三吉神社のけんか梵天は17日に無事行われた。今年は雪が無いので例年のように雪に埋められる者やスリップダウンする者もいなかったらしい。
 そのほかにも県内には豪雪地帯ならではのイベントや小正月行事が数多あるが、雪不足で開催に影響が出ているようで、中止や規模の縮小に追い遣られている祭りもあるという。ほとんどが五穀豊穣を願う祭りなのだが、このままだと夏の水不足が心配される。

 梵天の青年己が湯気の中 …駄句である(_ _;)…パタリ