合衆国の片隅で 旧館 2004年7月~2006年2月14日

21世紀の幕開け。インターネットがまだ整っていなかった時代、紙の電話帳を頼りに奮闘した家族の記録です。

グラウンドホグ・デーとお雛様

2006-02-06 | アメリカの行事

今年も公式グラウンド・ホグのフィル君が「今年の冬はどれくらい続くのか?」の予想をしてくれました。

グラウンド・ホグ・デーって何?と思った方は去年のこの記事をご参照ください。ちなみに、オフィシャル・グラウンド・ホグ・サイトはコチラ(英語)


どちらにせよ、このあたりから人々は春を待ちわびるようになってくるのです。今年、私の住むこの町はこの100年で2番目に暖かい1月だったそうです。ちなみに1番は去年。でも去年は暖かい日も寒い日もあって、平均が暖かかったのですが、今年は全体的になま暖かく、「冬はどこへ行っちゃったの?」と思っていました。

ところが!フィル君が「今年の冬はあと6週間は続くであろう」と予言を下さって以来…



なんか、吹雪だよな、これ。


うっ・・・フィル君、侮りがたし。さすが、長らく米国の冬の天気予報を一手に引き受けているだけのことはあります。

でもめげません!立春は立春!たとえここがアメリカだろうと立春は立春!ゼェゼェ

吹雪の日におひな様を出すというのもなんともシュールですが、今年は出したいのです。なんたって3年ぶり。

こちらに来て最初の、アパートに住んでいた時に出したきりです。この家に引っ越してきた年にはパピーのクッキーがいたし、一昨年は真黒郎、去年はベイビーやマミーがいてとても無理でした。

うちの犬たちならせいぜい鼻水をつける程度で済むでしょう(悲)


3年ぶりのおひな様。


台を組み立てると子ども3人が大騒ぎ!
曰く

「小さいっ!」

だって。「すごーく大きなおひな様だったはず」なんですって。きっと縮んだんだね>おひな様


せっせと…


できたできた。


なんだよー、下がれ、触るな!って言われたぞ


ところで
ちょっとした問題が・・・

比較的現代風美女な我が家のおひな様



3年もしまい込まれていた間に







すっかり巻き毛になっちゃってました。


どうしよう???


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豆まき

2006-02-05 | 動物といっしょ

豆まきしました!だって節分だもん。


ゆかさんが、愛しのチロルチョコきなこもち他、おいしいものいろいろと一緒に送ってくださった祈祷済み大豆<ありがとう!ゆかさん!!



さあ、やるぞぉー!風邪気味の私が一番張り切ってました。なんたって早く病気を追い出さなくては。準備は良いですか?

は~い!



あの・・・
微妙になにかと混ざっているような気がするんですが。もういいや、時間もないし。

頼んだぞ、鬼!

「おー、まかしとけ!バリバリ食べるぞぉ」「けいきよくちょうだい、なのよー」


オニを喜ばせてどうする・・・。

まあいいや、とにかくオニは~外~~~!


オニたち、大喜びでバキューム犬と化してました。


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カウンタープレゼントのお知らせ!

2006-02-04 | ノンジャンル
カウンター222222今日(2月3日~米国東部標準時~)のうちに出そうです!GETした方名乗り出てくださいね!
バレンタインズ・デーのプレゼント、お送りします!

こちらの時間で2月4日真夜中に出たようなのですが、今のところどなたかわかりません。2月4日いっぱい(日本時間で2月5日日曜日のお昼)までお待ちします♪

時間を過ぎたら仕切直し、234567でプレゼントにしたいと思います。Valentine's Dayは過ぎてしまいますが…。


タスマニアで洞窟探検?(初めての海外旅行 連載第15回)

2006-02-03 | オーストラリア

ご心配おかけしました。おかげさまでフーのfluもほぼ治り、明日から学校へ行けそうです。

さてオーストラリア旅行記 初めての海外旅行 ケアンズ・タスマニア(1997年)の連載第15回です。(第1回から読んでくださる方はコチラ、または画面左の記事カテゴリ「オーストラリア」からどうぞ)
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この頃、息子のウーはまだオムツでした。
旅行中は紙おむつを買い足しながら進むつもりだったのですが、この時、タスマニアのある小さなスーパーマーケットで、オムツ売り場の隣に置いてあった機関車トーマスのパンツが彼の(いや、むしろ母の)運命を変えたのです。


このお子様用カートを借りるために27セント払ったのであった・・・



当時電車命、機関車トーマス命だったウー、「トーマチュ」のパンツを汚したら「トーマスがかわいそう!」という私の暗示にまんまとひっかかり、この旅行中でおむつがはずれました。これはこの時の旅行の大きな収穫となりました。ありがとう>トーマス!


私たちが泊まる宿はとにかく安宿。ほとんどが共同キッチンだったので、運転して、行く先々で食糧を買い、おむつを買い、日用品を買い、料理をして食べさせ…。なんだかあんまり普段と変わらないなあ(?_?) とにかく、おむつという嵩張るものがなくなって大助かりでした。


悲しいナス…ではなくて機嫌が悪く泣いているところへナスを持たされただけのお馴染み、やらせ写真。この時点ではまだおむつです。



ともあれ、共同キッチンは楽しかったです。いろいろな国から来ている旅行者の食事を横目で覗き(¬¬;)、あり得ない大きさのステーキに驚いたり感心したり。そしてこのときの経験で洗礼を受けたのが例のアレです。

食器洗剤をすすがない人々。

もともとリンボウ先生のファンなので、「イギリスはおいしい」だったか「イギリスは愉快だ」だったか、とにかくそんなエッセイで知識はあったものの、初めて実際に目にした「泡だらけの流しの中からスポンジで汚れを落としたアワアワのお皿をそのまま乾燥棚に乗せる」という行為は衝撃的でした。特にその宿泊施設で働く地元の人々が洗い物をするときは、もうほとんど流さない。

うわー、がお皿の上で光ってるよーっ!

そしてそのまま流しを綺麗に洗うとその泡だらけのお皿をふきんでキュッキュッと拭いて戸棚に片付けてしまうんです。おそろしや。毒じゃないんでしょうか?



毒だってば。



その証拠に、スーパーマーケットの洗剤売り場にはわざわざ「洗剤は洗い流さないとなので必ずすすぐように。」との張り紙がしてありました。ってことは、そんな張り紙が必要なほど、すすがない人が多いってことですね。あれから8年。(うわー、ホントにここで丸八年!)状況は変わったんでしょうか。現場からのレポート、期待しております。


ま、ともあれ共同キッチンは楽しかった。料理だってやっぱり地元の店で地元の材料を自分で料理してみるっていうのが良いですよね!…と言いつつ、軟弱な私はKYOさまが持ち込んでくださった醤油の小瓶になんとか助けられてこの行程のお料理をこなしたのでした。ナスのバターしょう油焼き、ウマかったなあ。←しょう油の味に飢えていた



こんなトレーラーハウスみたいなところにも泊まったんだっけ?怖ろしい虫が出ました…( ̄▽ ̄;)


ホバートのYHAではキッチンだか談話室だかで一緒になったヨーロッパ人のオヤジ、当時F1で大人気だったジャン・アレジが歳を取ったような顔のオヤジにつかまり、近くの鍾乳洞を薦められました。それはそれは熱のこもった説明で、

「あんなに美しいところは他にない、それはそれは、びゅううううううううぅぅぅぅぅぅりほーで、もうこの世のものとは思えないんだ。あれを見逃しちゃいかん、是非行くといい、いや、行くべきだ行け!

という説得に、実は進行方向とは逆の南だったにも関わらず、我々一行は翌日その鍾乳洞へ向かうことになったのでした。

たどり着いたのはHastings Caves

ここ、実はもうタスマニアの南端も南端「ちょっとこの先あと少しで南極よー!」という世界。真夏の1月とは言え、寒いのです。鍾乳洞の近くに温泉(Hotspring)もあるというので期待していたのに、「暖かいよ~、なんたって28℃もある」と言われまして…無言…。何かの間違い?28℃の温泉!? それって、日本だったら室内プールの水温では?しかし、コケイジャンな皆さんは「暖かい~」と喜んで入っていらっしゃるので、このとき初めて「人種によって温度の感じ方は違うのではないか?」と実感したのでありました。だって、あの寒さの中28℃の水(と言ってしまう私)に喜んで入るなんてやっぱり考えられないですよ。彼ら、日本のお風呂は熱くて耐えられないらしいしね。


温泉の野望は潰えました。あとは鍾乳洞に期待するのみ。

しかし…


美しいことは美しいが…


これはウェディングケーキと呼ばれているそうです。


ここは白雪姫と7人のこびと…どこが?


いや、別にお薦めしないとは言いません。でも、このケーブ・ツアー、ものすごいケーブの中を進んで行くんです。私は子連れ。しかもそのうち1人は私専用の重石です。そんなものを抱っこして、ケーブの中を探検するなんて正気の沙汰ではない。そして、最悪なことにお腹がいっぱいな午後、薄暗い洞窟の中で、母の腕にゆらゆらと抱かれている2歳児は…腕の中で爆睡しました。信じらんない!

そんなわけで、私にはここの鍾乳洞探検、「綺麗だったような、そうでもなかったような。」おぼろげな印象しかありません。でも「大変だった、足下が滑って転ぶかと思った、もう二度と来たくないと思った」というネガティブな印象だけはハッキリと残ってしまっているのです。ううぅ(涙)。いつか行き直してみたいです。…でも奥多摩の日原鍾乳洞のレベルとあまり変わらなかったような、それほど「ものすごいっ!」ってスケールではなかったような気がします。



さて、次回は東の海岸を北上!
To be Continued...

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だらだらだら

2006-02-02 | 毎日の暮らしから
ああ、ヒマです。
と言ってもピアノを弾くわけにもいかず(高い音が頭に響くらしい)英語の本を読むには集中力が足りず…

日がな一日刺繍で遊んでいるわけですが。


写真みたいでしょ


顔から刺し始めたら後のお楽しみがなくなっちゃった…


なんだか本当にヘンな冬です。ものすごい暖冬、と私は思っているのですが、この街に長く住む人によれば、ここ数年が異常な寒さだったのだとか。私たちがここに来て以来、毎年一度か二度、マイナス20℃の日がありましたが、そんなこと自体が数十年ぶりだったのだそうです。なぁんだ、じゃ、本来の冬ってこの程度なの?拍子抜け~。


このまま春が来たらなんかイヤだなあと思っていましたが、このぶんだとあり得るかもしれません。グランド・ホグ・デーもすぐ(明日??)ですが、今年の予報はどうかな?


春に特有の嵐もここのところ多くなってきました。

お空がヘンだぞ



きっと春はもうすぐなんですね。



・・・なんて書きながら、ついでに天気予報の映像でも載せるか、と思ってテレビをつけたら…

なんと、これから少し寒くなるみたいです(32°Fが0℃)。 週末は雪の予報。


一方、フーの様子は相変わらず。解熱剤を飲む間隔は確かに長くなって来ているけれど、まだ全快にはほど遠い感じ。私の咳も頻繁になってきました。あああ、早くスッキリ治ってほしい!


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後が大変

2006-02-01 | アメリカの学校

お見舞いのお言葉、ありがとうございます。
3日目の今朝、久しぶりにフーのおでこが冷たくなってました。…って書くと逆にコワイんですが、彼女、今流行りの(え?もう流行は終わってる??)低体温児でして、平熱が極端に低いのです。あんな原始的な育て方してどうしてこの子だけ?と思うけれど、まあとにかくそうなのです。だから高熱はきっと普通以上に辛かったことでしょう。ましてやこちらの人々、平熱が高いみたいですから。

そうそう、驚いたことがありました。

「実はこういうわけで今日はバレエのクラスを休みます」
と書いたクロちゃん(バレエの先生)へのe-mail。早速来た返事がこれ。

「まあ、かわいそうに。私が若い頃(子どもの頃、かも)107°F(41.7℃)の熱を出したことがあるのだけど、その時両親はバスタブに氷水を張って私を浸けてくれたの。おかげで熱がさがりました。今はたぶん良い薬があると思うけれど、もしも他に手だてがなくなったら試してみてね。お大事に。」


( ̄▽ ̄;)がーん

バスタブに氷水を張って私を浸けてくれただって。話には聞いていました。確か映画にもそんなシーンが出てきました。でも、実際知人から直接聞くとオドロキもひとしおです。クロちゃんは2歳で渡ってきたドイツ移民一世。ご両親は生粋のドイツ人です。これはアメリカ式?ドイツ式?

フーは水に浸けるどころかわきの下を冷やすことさえ「冷たい」と嫌がるのでとてもじゃないけど無理だなあ。でも以前、ウーが発熱したときは、火傷用のジェルを身体に塗って冷やしました。多少嫌がったけれど、熱が下がって楽になったので、外から熱を下げるのは有効と言えば有効なんでしょう。…でも…でも…やっぱりできないよーっ!



さてさて、11時を過ぎてもぞもぞと起きてきたフー。開口一番

「ひま。」


大丈夫だ、もう大丈夫です。まだ食欲は出ないみたいだけど、これでもうしばらく休めば治るでしょう。こうなってくると気になるのは学校のCatch up。

休んだ分は先生が早出や残業をして教えてくれるのです。もちろん生徒も6時半とか(!)に登校です(涙)。日本のようにきっちり教科書に沿っての勉強なら自習もしやすいのですが、こちらでは先生が独自に指導内容を持っているので、その先生にしか教えられません。もちろん、休んでいた間の宿題も免除にはならないので、当分は大変なことになります。

アメリカの学生って本当によく勉強するなー。学生時代を通してろくに勉強なんてしたこともなかった私にはびっくりの連続。8年生くらいになると歴史の知識ひとつ取っても、ただの本の上のできごととしてではなく、ちゃんと流れを掴んで理解しているようで、内心舌を巻くことも多いです。

というわけで、フーちゃん「ひま。」なら今のうちに教科書読んでおけば?あ、教科書使わないんだっけ。しかたないね、じゃとりあえずフレンズでも見ちゃう?

親にあるまじき誘惑をする私なのでありました。


・・・はっ!私もこの3日間、ピアノに触ってない!ああ~苦労するのはフーだけじゃなさそうです。


あのぉ、オレ達のお散歩は?


 もちろん”めいくあっぷ”があるにきまってるのよー。


symbol7ま、ゆっくり休んであとからがんばりましょう。今日もぽちっとありがとう!→→どらどら

追記:午後1時過ぎ、やはりまだ治ってませんでした。早くも体温はうなぎ登り。フレンズどころじゃありません。

フーちゃんはインフルエンザの餌食

2006-01-30 | 毎日の暮らしから


フーが発熱中です。

急激に39℃ほどに上がったところを見ると…と思っていましたがやはりFlu(インフルエンザ)のようです。主治医に電話して頼み込み、予約がいっぱいと言われながらもなんとか時間外に診てもらえました。1時間半待ちだったけど。

吐き気があって解熱剤を飲めないので坐薬を使おうとネットで調べたところ、意外な事実を発見!常識かもしれませんが、インフルエンザの場合はボルタレン坐薬は使えないんですね。アセトアミノフェン製剤のアンヒバならよし、ということでした。

幸いアンヒバは日本から持ってきてあったんですが、これって100mg(赤ちゃん用)。

ドクターにアセトアミノフェン系坐薬の処方を頼んだら、意外そうな顔をされました。聞けばこちらではほとんど(もうここ何年も)坐薬の処方などしていなかったとか。「すっかり頭になかったけれど、それは良いアイディアだよね。たぶん薬局で買える。」とのこと。坐薬は良い面も多いのだけれど、やはり嫌がる人が多くて使わないのだそうです。

その場で薬局へ電話して聞いてくれたのですが、アメリカではアセトアミノフェンの坐薬は処方箋なしで買えるそうです。すごーい。これでいざというときも安心。


結局、Fluというのはウィルス性のものだから抗生物質は効かない。ひたすら解熱剤やら咳止めやらで対症療法をするしかないから、市販薬でがんばって、ということでした。日本の病院だとたとえウィルス性だろうと気休めにどっちゃり薬が出たりするのでなんだかヘンな感じです。

でもこの方が健全だよなあと思うのです。そんなわけで、病院関係で何かと苦労している私ですが、実はアメリカの病院の方が日本の病院よりも好きだったりします。何よりもドクターが威張ってないし、急かされないのが良いです。

さあ、学校へのエキュスキューズ・カード(あと2日間休みます)ももらったし、あとはたくさんたくさん水分を取ってゆっくり休むだけ。私はフーのおでこのタオルを濡らしながら刺繍に励みます。


1月16日
クロスステッチ進捗状況 


symbol7今日もぽちっとありがとう!→→どらどら


本屋さんで「のだめ」発見

2006-01-30 | アメリカの学校

今度はフーのプロジェクトが伝記なので(なんだか学年を超えてグルグル回ってる気がする)本屋さんへ行きました。

子どもたちを学校で拾う約束はしてありましたが、忘れてると心配なので念のために3校へ電話。「スクールバスには乗らないように」事務所に連絡しておくと、各教室へ電話連絡してくれるのです。

まず、ハイスクールでブーをピックアップ。


ぞろぞろぞろぞろ いずこも同じ光景

でも日本の学校と違うのはこの駐車場かな!


16歳から免許が取れるので自動車通学の生徒も多いのです。それにしても車の色が強烈!ティーンネイジャーですねぇ。


無事ブーを拾って、次にミドルスクールへ。フーはちゃんとミドルスクールの玄関前で待っていたけれど、建物続きのインターミディエイトスクールにいるはずのウーがいません。もうスクールバスは出ているはず…まさか。

そうです。ウーはバスに乗っていました。結局、せっかく迎えに行ったのに、一旦まるで逆方向の家へウーを拾いに戻ることになっちゃった。

犬に気兼ねして我が家を避けるようにバス停に先回りして車の中で待っていると、バスから降りてきたウー、第一声が

「ウーのせいじゃないよ!」

・・・他に何か言い様はないものか、まったく親の顔が見たいってもんです。なんでもバスの中で他のクラスの生徒に「あなた、今日はお母さんのお迎えだって校内放送で言ってたじゃない。」と言われたそうで。でもウーの先生(今日は代理の先生だったそう)は直接それをウーに伝え忘れたんだって。まあ、今日はそれほど大事な用事ではないからいいですけど、まったくもう。

1時間を無駄にしたものの、とにかく本屋さんへ。なにしろ1学年600人もいるので、そういうプロジェクトが出ると学校の図書館も街の図書館も、すぐに本がなくなってしまうのです。大手の本屋へたどり着くと、見知った顔がゾロゾロいたみたい。

今回の伝記は「女性かアフリカン・アメリカン(黒人)」を選ばなくてはいけません。2月3月はアフリカン・アメリカンの歴史を勉強する月なのです。加えて、女性、というのはたぶんマイノリティってことよねぇ?それならアジア人でもいいじゃ~ん!と私は思うのですが、とにかく学校からの指示は女性か黒人を選ぶことなのです。

これがなかなか見つかりません。すぐに浮かぶのはキング牧師か、先日亡くなったロサ・パークス(こちらに簡単な記事を書きました)だけど、考えることは皆同じ、クラスの半分くらいがこの二人のうちのどちらかを選んでいる、というのでフーはうんざり。

でも他にそれほどいないんですね。特にスポーツに興味がない我が家では誰一人スポーツ選手のことなんか知らないし、女性ではキュリー夫人とかヘレンケラーとか?でもフーは「6年生の時のプロジェクトでヘレンケラーやっちゃったよ。こんなことなら『とっておけば』よかった。」と嘆いてます。

ジャンヌ・ダルクは戦争で活躍した人だからイヤ、マリー・アントワネットは結局全然尊敬できないからイヤ、クィーン・エリザベス1世も大したことしてないじゃん!…聞けばフーの仲良し達も大体似たような考え方なのでみんなテーマが見つからず右往左往。

まあ、好きにしてください。悩め、中学生!

というわけで、おろおろする子どもたちをうち捨てて母の私はフラフラとこんなコーナーへ。




はっはっは。ジャパニーズ・ヴィジュアル・フィクション「MANGA」コーナーでございます。棚3つ分。見るたびに増殖してます。少年マンガが多いみたいだけど、よくよく探すとなんと、あの「のだめカンタービレ」がありました。ラッキー♪ あ、あくまでも英語の勉強のため、なのであしからず。

こちらの本屋さんには立ち読みならぬ座り読みのためのソファや椅子がたくさん置いてあるので、心おきなく店の本が読めるのです。実は店の中にスターバックスなどのカフェも入っているので、コーヒーを飲み、クッキーをかじりながら店の本を読んでいる人も多し。平積みしてある一番上の本は買わない、という日本人の習慣から考えると信じられない光景です。


「のだめ」噂に違わずおもしろかったです。1巻しか読めなかったけど、これは大人気なのもわかりますね。思わず買いたくなったけれど、一冊10ドルを超えるので、せっせと通って読み尽くすことにしました。ああ、楽しかった。

え?フーちゃん?なんだか悩んだ挙げ句、「鉄の女サッチャー」を選んだようですが…。彼女なら尊敬できるんだろうか。


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タマゴ農場?

2006-01-29 | 毎日の暮らしから

なにやらそのあたりに生で食べられるタマゴを売る農場があるらしいとは[日本人奥様たちから]聞いていました。トウシューズを買いに行く途中、道を一本間違えるとまさにその道。


住宅街を一歩外れたら突然現れたファーム
道路際に「Brown egg $1.75」と手書きされた小さな看板に引かれて長いドライブウェイを進むと…


ここがお店…?人の気配がないんですけど。


あ、あの張り紙は…

矢印に導かれて恐る恐る北側のドアにまわってみました。


ドアに張り紙。なになに「タマゴは中の冷蔵庫に入っています。必要なだけ取って(買って)ください。できたら次の時容器を戻してね。またのお越しをお待ちしてます」

ということは…


無人です!


むちゃくちゃ雑多な納屋の中


タマゴはここだ!!冷蔵庫の中にお金を入れる箱もあって、おつりも自分で取るようになってます。


このタマゴの美味しかったこと!黄身を箸でつまんでもなかなか破れない。

ぬか漬けと一緒に食べたら至福の幸せでした。
おかわりしちゃった<おやつだというのに・・・orz


美味しそうでしょ?→ポチッ

オープンクラス見学

2006-01-28 | バレエとピアノと

うちのスクールのアダルトクラスでは物足りないブーのために、地元バレエ団のオープンクラスに行ってきました。モチロン私も参加するつもりだったのですが、午前中の痛い治療がまだ後を引いていて、ちょっと無理。無念なり。このクラスはインターミディエイト(中級)で、去年までは時々通っていました。付いていくのにかなり集中力が必要だけど、いっぱい動けて楽しいクラスのはず。

このクラスは生ピアノ付きなので、見学させてもらえれば勉強になるかも!と思って頼んでみました。ピアニストさんは感じの良いロシア人で、「私は構わないわよ。一応先生に聞いてみてね」と言ってくれたのですが、先生が見あたりません。

「えーと、どの人が先生ですか?」
「あそこよ」

指さす方向にはカーリーの長い黒髪を野球帽で押さえ、ヘソ出しキャミソールに超カコイイジャージ、そしてスポーツシューズの女性。…?あれ?

「えーと、あの、グリーンのキャミソールの人じゃないでしょう?」
「彼女よ。今日の先生。」

「…あの、これってバレエのクラス?」

と思わず訊いてしまいました。びっくりです。おとなしめに見積もってもせいぜいヒップホップの先生、って感じで。映画「センターステージ」に出てくるジャズの先生を若く美しくしたような感じです。ちょっとERのキャロルに似てるかな。うちのスクールにもこのバレエ団から先生が来ているけれど、こういうタイプは初めて。野球帽ですよ、野球帽。

恐る恐る近づいていって許可を求めるとにっこり笑って[SURE!!もちろんよ!]と言ってくれました。ラッキー!しかし、この人、本当にバレエを教えるんでしょうか???ボールでも投げてる姿しか思い浮かばないんだけど。

ところがレッスンが始まり、ちょっと動いて見せると彼女のスッと伸びた腕、背中の張り、非の打ち所のない脚のラインの美しいこと!そして、その上品な顔立ちと気品に満ちた身体から発せられるオーラにクラクラしてしまいました。上体垂直で、アラセゴンの脚なんか耳の横までスッと上がっちゃうし、アラベスクはモチロン180度。

しかも、ものすごく明るくて元気で、教えながらも飛んだり跳ねたり、自分のイメージしていたのと違うタイプの曲をピアノが奏でたら即興で床に倒れ込んで見せたり、それでいて、すぐさまピアニストのところへ飛んでいって「ごめんなさーい」と抱きしめてみたり。合間合間にもヒューヒューと奇声を発したり手を叩いたり、もうすごいのです。快活という言葉は彼女のためにあるみたい。大ファンになってしまいました。後で調べたらバレエ団のソリストダンサー。美しいわけですね。


そして、クラスのレベル。もう唖然とするしかない、という感じ。顔ぶれは去年まで見ていた人も何人か残っていたけれど、以前私が間違えてアドバンスのクラスに紛れ込んで、玉砕した時に参加していたメンバーも確かに何人か入っていました。私なんかあれがトラウマになって、その後、1年以上もこのバレエ団自体に近づけなくなってしまったほどなのです。


一体どこがインターミディエイトなのよっ!このメンバー、違うでしょ!と言いたくなるくらい。現に去年の今頃まで、確かにクラスで一番上手だったはずの人がすっかり霞んでいました。ああ、このクラス受けなくて良かった。ドクター、今日私に痛いことしてくれててありがとう!危ないところでした。思わずおできに感謝です。


このクラスを受けていたらバーでもろくに動けなかったかも。ぎゃー、複雑、複雑、複雑っ!今何した?タンリエ(左右や前後の体重移動)が多すぎて足さばきが速すぎて、見ているだけでも飲み込めません。これじゃ身体が動くわけないよ。事実、付いていけていない人も何人か。ブーはさすがにちょっと前まで現役だっただけあって、こんなところでも美しく優雅に踊れてました。カッコイーッ(((≧∇≦)))親ばか…orz

オープンクラスなので、あまり指導は入らないのだけど、一人呼ばれてお直しされてたり。いいなあ。厳しい思いをしてレッスンを重ねてきたのが報われているんですね。

センターのアレグロなんかはもう、私だったら最初から玉砕レベル。でも一番上手な人に注目していると、もうそれだけで目の保養、得した!って気分になります。やっぱり音楽の取り方って大切だわー、と思ったり。でもそのためにはまず振りを憶えられないとダメですよね。ああ、なんて奥が深いんだろう。

肝心のピアノの方はといえば、これまたお見事。先生からは拍子の指示もなく、じっと先生の見本を見て、ピタッとその振りに合うように音楽を付けてみせる、あれは一体どうなってるんでしょうね???大体16小節か32小節の後にポールド・ブラが入るような感じの音楽を揃えてあるみたいだけれど、変則も多いし。それに先生から「何かゴージャスなのちょうだい」とか「次、ラブリーなやつねー」とか言われた時には既に準備が出来てるみたい。このピアニストさん、年配のロシア人だったけれど、やっぱりバレエの経験があるんだろうなあ。

道は険しい、と再認識いたしました。でも楽しかったなあ。レッスン費も払わずにこんな楽しい思いしちゃって良いんだろうか。ある意味、バレエの舞台を見るよりもレッスンやリハーサルを見る方がずっと楽しいと思う私です。

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業務連絡 むむちゃんへ

2006-01-27 | 動物といっしょ

海の向こうのむむみさん

匂いつけときました。 -く-


ほぷちゃんコウモリ

2006-01-27 | 動物といっしょ

コウモリがいる!という声に行ってみるとそこには・・・


わたしのどこがこうもりなのよ~


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もっと痛い話 ちょっと英語の勉強?

2006-01-27 | 毎日の暮らしから

やられました・・・
こんな痛い思いをしたのは…って、一月おきくらいに書いてるような気がしますが(T_T)、なんで私ばっかりこんな目に…。でもいいのよ、Hopeちゃんが痛い目に遭うよりは。ええ、大丈夫ですとも。おばーちゃん強いから。
太腿の内側にできた腫れ物を切開されても泣かなかったよ。

以下、いつものように痛い話が苦手な方はポチッとしていただいてまた明日~。さて…

先日、何やら腫れ物ができて痛いがバレエのレッスンはもっと痛いので大丈夫、と理屈の通るような通らないような甘い見通しを立てていましたが、これがやっぱり痛いのです。まず、硬い素材のパンツ(下着じゃなくてね)がはけない。かといってスカートじゃ寒い。で、毎日ジャージみたいな服装でダラダラしていたんですが一向に引く気配なし。

仕方がないので火曜日に病院の予約を取って、これまた「後でかけ直す」だの「もうちょっと待って」だのいろいろあった挙げ句、木曜日(今日)の予約が取れまして。

恐る恐る出かけていったのです。もしかしたら、切開かなー、とは思ったけど、今までの経験から、きっとこれでまた病院に紹介状を書かれて改めて専門医を訪ねて…ってなるのだと思ってました。

ところがいつものように受付をして、熱や血圧を測った後、妙に通りが良いんですよ。「あ、腿の内側に何かできたのよね」なんて。こんなふうに一発で連絡がうまくいくことなんて滅多にないからヘンだなあ、と思っていたら、なんと今、かかりつけのそのプラクティス(開業医)にはMedical Student(医学実習生)が来ていたんです。やけに手回しが良いのは私が絶好の練習台だったから(爆)。

個室に入ってナースにいろいろ聞かれ、患部を見せると
「これはまさしくboil(できもの、はれもの)だわ!」と嬉しそうなのがいやでも伝わってくるし。で、「今、学生がいるのだけど、今日はドクターと一緒に学生に診察してもらっても構わないかしら。もちろんあなた次第(It's up to you!)だけど。」一応確認、女性の学生ですか?今日はせっかくいつものドクターではなく女医さんにかかることにしてあるので、できれば学生さんも女性ならいいなあ。「女性ですよ。」とのことで、はいはい、良いですよ。医学生のために貴重な練習台になりましょうぞ。

ナースは張り切って準備に取りかかりました。
・・・え?準備?まさか・・・何の準備?

こういう小さい診療所(プラクティス)にしろ、比較的大きな病院にしろ、診察室はすべて個室なのですが、日本の病院のような、よく言えば機能的、悪く言えば冷たい診療室ではなくて、普通の小さな部屋なのです。ドラマ「フレンズ」なんかでも、よくホテルの部屋みたいなところで出産(!)したりしてますよね。あんな感じ。

普通家庭のキッチンと同じく扉付きの棚と流しがあるのですが、その中から注射器やら鉗子やらいろんなものが出てくるので、なんだか不思議です。日本の病院のように細かい引き出しがガーッとワゴンに並んでいたりした方が取り出しやすいのは確かだと思うんですが、やはり見た目の安心感重視なのかなあ。それとも単にコストの問題?よくわかりません。まあ場所は余っているし、あまり機能的に詰め込む必要もないんでしょう。

とにかく、ナースは大きなガーゼやら消毒液やら、ゴム手袋やら、ピンセットやら、そういったものを何やらマニュアルと首っ引きで一つ一つ取り出してカウンターの上に並べ始めました。ま、ま、ま、まさか…

思わず「it makes me nervous.」と言うと「わかるわー、でもたぶん必要だと思うのよね~」とのおこたえ。えっ!心の準備ができてないんですけどっ!まさか今日、ここで切開とかしちゃうわけ!?にわかにドキドキしても、既に下半身は下着だけ残して紙でできた医療用ガウンを着せられている私、まな板の鯉であります。逃げられません。


しばらく待たされた後にドクターと学生さんが入ってきて自己紹介。若い!一見、ブーと同い年と言われても違和感がないくらい。でももちろんハキハキとして優しそうでとても良い感じ。

思った通り、もう話は通っているようで、すぐにドクターが学生さんに切開の説明を始めました(涙)。
「ここを触ってみて、ホラ、フラクチャラントな場所があるでしょう。ここに刺すんです。」
ひゃあ!怖ろしいことを聞いてしまった。でもわからない単語があったなー、ふらくちゅらんと?と気を紛らわすために辞書を引こうとしていたらドクターが「何か質問ある?」と聞いてくれたので、今の単語がわからなかったと言ったら口でスペルアウトしてくれました。f-l-u-c-t-u-r-a-n-tこの単語自体は私の辞書には載っていなかったのですが、fluctuationとかfluctuateがありました。意味は「(相場・熱・意見などが)変動する。語源はラテン語で”波のように動く”」

つまり、この腫れ物の中に触るとゆらゆら動く、ようするに口のような場所があるわけですね。そこを刺して開く、と(泣)。「やっぱり今、切るんですね~。」と情けない声を出す私。「そうねえ。切らないとだんだん大きくなってそのうち破裂するから、もっとひどいことになるし。」ひぃ~、怖いよー。

診察台に寝ていたので患部が見えないのが良いような悪いような。想像力をたくましくしてしまうので余計怖いような気もします。こうなったらもう覚悟を決めるしかない。けど、麻酔は?と訊く前にドクターが小さな青い瓶をシュッシュッと振りながら見せてくれました。名前も聞いたのだけど忘れちゃった。とにかく強烈に冷やす薬品。もちろん患部を凍らせて取るヤツではなくて、痛みをある程度麻痺させるものだそうで。ってことは麻酔はナシね。


シューッとその液体がかかると、わりと広範囲なので驚きました。そして冷たい!と思ったのは最初の一瞬で、次は痛い痛い痛い!考えてみれば氷だって皮膚に当てていればすぐに痛くなるじゃないですか。痛いですよ。ドクターが「フロスト(霜)で覆われるまでしっかり噴霧して」と指示してます。うわー、つまり今私の脚に霜が降りてる状態なわけね、それは痛いです。

おもわず「あ”~」と声を押し殺していると、「じゃ刺して。」とドクターの声。実際の作業(?)は全て学生さんが進めます。何か刺さった、と同時に、鋭い痛みが来ました。ぐぐぐぐぐーっ!これは痛い!痛すぎる!いやー、やっぱりバレエで痛いのとは違うなあ。これは耐えられないぞー。どうしよう。なんとか平静を保とうとしつつも…とても無理でした。私はスパイにはなれません。拷問されたらなんでも喋っちゃうよ。切られたあとに膿を絞り出されるのがまた痛い!「いだ~~~~」←思わず日本語

その上!その上ですよ!もう目が裏返りそうになっている私にドクターが言うのです。
「土曜日にまた来てくれる?ウィックを取るから。」
掴まるところもないので両手で辞書を握りしめていたのが役に立ちました。「ウィックって?」「w-i-c-k」またドクターがスペルアウト。何でもいいから少しでも気の紛れることをしていたかったので辞書のキーを叩くのも嬉しいくらい。wick-「ロウソク[ランプ]の芯」だって。

・・・え”?

まままま、まさか…。そのまさかでした。切開した傷口にガーゼを入れるって。うぅぅ。「これよ。」ってもう見せてくれなくて良いですから。大きいじゃないですかっ!そんなの入れるんですか!?「傷口を開けておいて膿を吸い取らせなくてはいけないから。」だって。思わず「あとどれくらいかかるんですかー(痛いのが)」と訊いてしまったですよ。「うーん、もうほとんど終わってるわよ、あとはこのガーゼを入れるだけだから。」いかにも痛そうでしょ?痛そうでしょ?

ええ、もちろん痛かったですとも。その、「ガーゼを入れるだけ」の所で、たぶん私の歯の寿命は何年か縮まったんじゃないかと思うくらい歯を食いしばってしまいましたとも。それが一番痛かったですから。もう陣痛の痛みとか思い出して、ヒッヒッフーとかリラックスとかしてみたけど全然効きませんでした。


ともあれ、なんとか処置は終わり、ついでに止まらない咳も見てもらって(肺の音は綺麗だけどsinusが炎症を起こしているみたいだからそれが喉を刺激して咳が出るのでしょう、とのこと)、今日の処置とsinusの両方のために抗生物質(cipro)が処方されました。薬局へは診察室のPCからオンラインで処方箋が送られます。私はただ薬局へ行って名前を言うだけ。便利なんだけど毎回ちょっと不安です。今までのところトラブルはありません。

そのPCの入力も今日は学生さんの実習だったので、その間ドクターと世間話をしました。私の英語を褒めてくれて(お約束ですが、英語を褒められているうちは一人前じゃないってことです(笑))いきなり、「Memoirs of Geishaを観た?」だって。

いや、観てないんです。原作は途中まで読んだけど、と言うと「あの映画って日本人から見てどうなの?」と言うので、「日本人の間ではあまり評判が良くないみたいです。あまり正しい描写がされていなかったらしくて。」と言うとちょっとガッカリしてました。そして更に私が、「あの映画を演じた女優は中国人だし…」と言うと、「ゲイシャはどちらかというと中国よりも日本の方が本場なのよね?」と言うではないですか。「ゲイシャは日本だけです。」とちょっと語気を強めてしまいましたわよ、ワタクシ。ええ、ゲイシャのことなんて実は何も知らないんですけども。

尤も、アメリカ人の中には日本を中国の一部だと信じている人がずいぶんいるようだし、このドクターはちゃんと認識してくれているだけ良い方です。それにあの映画を見て日本にすごく興味を持ったそうです。ちょっと複雑だけど…まあ良いこと、かな。


さて、治療は終わったものの、まだじんじんと痛いし、土曜日にはまたこの「ロウソクの芯」を抜かなくてはいけないんですね。あーやだやだ!
もしこういうのがまた出来そうになったら、ほんの小さな兆候のうちにドクターに電話すれば、早めの抗生物質で叩いて大きくならないようにできるんだそうです。次回(ないといいけど)役に立ちますように。


さすがに診察室の写真は撮れなかったので今日のお薬など。
薬の瓶は子どもの誤飲防止のために、押してひねらないと開かないようになっています。


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トウ・シューズ買っちゃった

2006-01-26 | バレエとピアノと

こちらではポイント・シューズと言いますが…

波に乗っている自分は怖ろしい。何を血迷ってるんだか、どうにも止められなくて、とうとう買ってしまった。(あ~、ワーキングビザが取れたら自分で働いてお金出すから、今はごめんね~>オット)

トウシューズへの煩悩はすっかり捨てたはずだったのに、こうも調子が良いとついつい欲が出る。それに、以前Q母さんがおっしゃっていた通り、トウシューズを履くことによって逆に見えてくるものもあるかもしれない、とかなんとか自分に言い訳しつつ、結局は煩悩なのであります。

10年ぶりのファーストペアなので、一応ちゃんとシューフィッティングしてもらいました。最初はチャコットのベロネーゼ2,次にブロックのソナタ、グリシコの2007とかいろいろ試したけど、結構足幅が広いことがわかり、なかなか時間がかかりました。

結局たどり着いたのがこれ、

CECILIA Kerche
Color:PINK
Width:C
Shank: 3/4N
Size: 5 1/2 L
Made in Brazil


ブラジル製、セシリアなんて聞いたことなかったのですが…柔らかく、初心者がまず床を掴む感覚を鍛えるには良いとのこと。ちょうど親指の先が軽く床に触れる感じで、ピッタリ…なのかな。よくわからないけれど。なにしろ私が子どもの頃に習っていた”なんちゃって教室”では、闇雲にみんな同じトウシューズを一斉に与え、立ち方もろくに教えず、ただ「つま先で(膝を曲げて)ヨロヨロ立つ」だけだったので、学校の上靴でつま先立ちするのと大して変わらなかったのです。教えている人自身がトウシューズなんか履けない人だったし。

大人になってからも一度メルレというブランドのを買ったことがあったけれど、レッスン場の床がワックスぴかぴかで危なくてとても練習ができなかった。要するにトウシューズのことなんて何もわかっていない私なのです。

一応店員さんに見てもらい、着いてきてくれたブーもOKを出したのでこのペアに決定。でも、この靴の欠点は柔らかい分、すぐにつぶれること、だそうです。でも大人のクラスで週に2回程度なら当分はもつでしょう、と。これならお値段も安いし(48ドル)、当分これでやってみようと思います。別にブロックのSynergy、5Half、YYYというのも比較的合ったので、ちょっと心が動いたのだけど、ブー曰く、「ママにはまだ早い」だって。厳しいです。ハイ。


それにしてもトウシューズ、おっそろしく種類が豊富です。今、手元にあるバレエ用品のカタログを見ただけでも9ブランド、36種類。これがまたそれぞれサイズ別、幅別、色別、そしてシャンクの堅さなんかも注文できるらしいから本当に数限りない。もちろんカタログに載っていないブランドも数多あるわけで…。ポアント・ジプシーという言葉があるけど、わかるなあ・・・。なんとか最初のいくつかで落ち着きますように。

できればネット通販のカタログに載っているブランドに落ち着きたいのです。だって、同じものが店で買うと70ドル、ネットなら50ドルなんてざら。一例を出せば、ベロネーゼなんかネット価格58.4ドルで、昨日の店では82ドルでした!つま先を保護するためのトウパッドだって、カタログ価格15.5ドルのアウチ・パウチを21ドルで買わされちゃったし。売り手市場なんですよ、田舎では。ちなみに、トウシューズは消耗品。ダンサーによっては数時間で1足履きつぶしたりするようです。

家に帰って早速リボンやゴムを付けたりするわけですが、ここで本当なら自分が使いやすいように加工する作業が入ります。でもね、ブーが言うのです。「最初は何をどう加工したらいいかわからないだろうから何もしない方が良いよ」って(涙)。
ま、そりゃそうですよね。上手な人たちは多少合うわないシューズでも、叩いたり曲げたり炙ったり、むしったり、挟んだりしてなんだかんだと足に合わせてしまうみたいなんですが。

道は険しい。

更に、リボンを付けながら、あまりの不器用さを嘆いていたらブーがなぐさめてくれるんですよ。

「案外プロの人でも雑だったりするから。大丈夫だよ。見せて。」

「そう?だいじょうぶ?こんなだけど。」

「・・・・・・・・いや、ここまでは雑じゃないかな。」

うわーん、一生懸命縫ったのにぃ…で、片方はブーが付けてくれたんですが、私がリボンを付けた方の右足、ちょっと立って降りてってしてみたらブチッだって…。リボン、取れちゃったよ。

ええ、最終的にはどっちの足もブー様がつけ直してくださいました(感謝)。自分で付けたリボンはほつれ止めに炙った先っぽがチクチク痛かったけどブーは上手に裏側に縫い込んでくれたので快適快適♪ それに、ほつれ止めって「焦げるまで炙るものじゃないのよっ!常識でしょう?(呆)」だそうです。知ってました?

こんなお母さんいないよね(号泣)。


とにかく、やっとたどり着いたトウシューズ、昨日のレッスンは遅刻だったので試すことができませんでした。来週からがんばりますから。
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シェルター便り ザックと怪しいモノ

2006-01-26 | 動物といっしょ

今週は風邪でお休みしたボランティア。先週の分のレポートです。
土曜日に行きそびれ、日曜の午後シェルターに着いたら…もうほとんどの犬は散歩済み。残っていたのは体調不良でドクターストップがかかっていたり、ベテランボランティアにのみ連れ出しが許可されるちょっと難しい子だったり…。なので、この子を2度目のお散歩に連れ出すことになりました。ラッキーね>ザック



ザックだよ。

ボールには興味なし。柵越しに他の犬が遊んでいるのが気になって大騒ぎしていたけれど、既に一度散歩を終えているせいか余裕を持って楽しんでいました。


お座りも上手です。さすがシェパミックス!


ドッグランでのお遊び トレーニングを終えてシェルターへ戻る途中、見つけた怪しいモノ。

わんわんわんわんわんわんわんわん!


しかし、


勇ましいわりに恐くて近づけません

うーん、これは恐いかも(>_<)。
フットボールチームの応援マスコットらしいですが。


ケネルにたどり着き、今度は個室でしばらく一緒に遊ぼうと思ったのですが、さっきまで子犬たちとボランティアさんが遊んでいた部屋が


閉鎖されてました。ありゃりゃ。


子犬の一匹が伝染性の風邪(みたいなもの)を持っていることがわかったそうです。消毒が済むまでこの部屋、立ち入り禁止。例外は認めません!だって。厳しいけれどこれだけ徹底されていれば安心ですね。


それにしても、これだけ人手に余裕があるってことは、あまりここでボランティアする意味はないのかしらん、とちょっと考えてしまいます。ここは完璧にオーガナイズされているので、ボランティアとして働くには美味しいところ取りで本当に楽しめちゃうのだけど、これでいいのか?という疑問は常に心に残ります。もちろんボランティアが苦しんで働くようでは本末転倒なのはわかっているけれど、うーん。バランスが難しい。やはりかけもちでもう一カ所サインアップするか?


フーは「それならまたフォスター(保護預かり)をしよう!」と言うのですが、フォスターを巡る混乱マミーとベイビーがいた日々、そしてマミーの行方不明や里親探しの日々を思うとやはりちょっと二の足を踏んでしまいます。健康がいまいち不安なHopeもいることだしねえ…。



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