カエルノハナブエ

ダラダラと徒然なるままに・・・
とにかく1日1投稿!

「光媒の花」

2013-07-21 22:30:00 | Books
道尾秀介氏の第23回山本周五郎賞受賞作です。

短編6話なのですが、それぞれの登場人物が微妙に次の短編に
登場してくる、という手法で書かれています。
書く章の時間軸が少しだけずらしてあることもあり、つながりが
足かせにもならず、ほんのりとつながっているような・・・
「連作群像劇」って書いてありましたけどそのことなんですかねぇ。

筆者の作品らしく展開は重く進んでいきます。
が、後半は少し明るい未来に向かっていくような話もあり、
読み終わりに暗い気持ちになることはありませんでした。
ま、それを良しとするか否とするかは好みでしょうけど。
短編で読みやすく、おススメですよ(^^)
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