校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

心の交流~オープンキャンパスにて

2018年05月14日 14時53分10秒 | 日記
昨日のオープンキャンパスでは、たいへん印象に残ることが二つありました。一つは、会場の中央に並べていた卒業生の作品や論文のこと。というのも、来場してくれた高校生のアンケートを読んでいると「卒業生の人たちの作品が、すごいと思いました」といった記述がいくつか見られたのです。そこで私も、どのような作品なのか興味を持ち、手に取ってみました。

すると、高校生が感激をするのも不思議ではありません。イラストや写真、貼り絵などを駆使して制作したさまざまな作品が、テーブルの上にびっしりと並べられているのです。紙製だけでなく、布製で優しい手触りが伝わってくる作品も見られました。

学部長の大成教授に話を聞くと、これらはすべて授業で作成したものだそうです。聖徳ならではの、造形教育の取り組みであることを知りました。そしてこれらの作品は、卒業後に現場に入っても役に立っているとのこと。保育園や幼稚園に持ち込んで、保育の場面に活用できる高い実用性も備えているというのは、うなずけるような気がいたします。

さらにもう一つ、心に残ったのが高校生の皆さんと本学卒業生の交流場面です。昨日は、在学生に向けた『ようこそ先輩』という企画のために、たくさんの卒業生が大学に来てくれていました。そこで数名の卒業生がこちらの会場に足を運び、高校生の相談対応をしてくれたというわけです。大学入試のことから、その後の就職に向けてのことまで、若き保育士、幼稚園教諭の言葉は重みがあったのではないでしょうか。各テーブルで、熱心に耳を傾ける高校生の皆さんの様子と、時おり響く歓声が心に残りました。先輩はこの日の午後、こんどは学生たちに話をしてくれましたので、その様子は明日お伝えいたします。
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