2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1231ページ
ナイス数:105ナイス
海賊とよばれた男 上の感想
明治18年から昭和22年の終戦まで、国岡商店(現:出光興産)創業者、
国岡鐵造と日本の近代化の足跡を織り交ぜて語りすすめられるこの物語。
充分に楽しませてくれた。
明治・大正・昭和の日本近代史の勉強が実に楽しく出来、
その上勇敢で一徹な商人魂を持った男の生き方まで学べるこの本、
若い方々にも手にしてもらいたい一冊だと思います。
太平洋戦争の悲惨な敗戦という結果はそうだったのか、
と改めて学べた素晴らしい作品だった。
下巻は戦後の復興の足跡を辿るようで、さらに愉しめる物語になるのでは。。
「永遠の0」の宮部さんにお目にかかれた!
読了日:8月29日 著者:百田尚樹
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詩集、久しく遠ざかっていたので、読み始めは少々とまどいがあった。
前半が詩集・後半は智恵子の半生と智恵子亡き後の
光太郎の想いが綴られている。
こんなに美しい日本語に接するのは実に久しぶり。
ただ古文調の文章表現には少々戸惑ったけど、
そんなの気にせずに美しい二人の人間愛と芸術に対する強い憧憬
だけを追っている間に読了してしまった。
若しかしたら今の自分の心の中は空白かもしれないな~。
今秋、当地で高村光太郎展が開催されるのがいよいよ楽しみになって来た♪
読了日:8月15日 著者:高村光太郎
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60歳以上の人を対象とした本。
人生の終末を迎える60代・70代の人生を明るく前向きに
生きていくにはどうするべきか。
医者であり作家でもある渡辺先生の回答は明快だ。
「恋をすることである」。
恋をしたら心は明るく前向きになる。
男性は選り好みをしないで、まず彼女をつくる。
外に出て人と、そして女性とつき合う。
健康になるためのスタートは先ず人とのつきあい、
できれば異性と会って会話を楽しみ、時には食事を楽しむことだそうです。
60歳を越えた人はこの本を読み新しい世界を広げましょう♪♪♪
読了日:8月11日 著者:渡辺淳一
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死者と生者、異次元の二人を満月の一夜、
再会の場を設定する人「使者(ツナグ)」。
昔、青森県恐山でのイタコの姿を想像して読み始めたけど、違ってたな~。
急死したアイドルとOL。
年老いた母親とその息子。
親友でありながら嫉妬心に苦しむ女子高生。
失踪した婚約者と待つ会社員。
四つの再会物語を通じて、死者と残された生者との係りを描こうとした作品。
最終章で「使者(ツナグ)」の正体を垣間見ることを期待して読み進んだが、
それが果たせなかったのが残念。
読み手を惹きつける作者の技量は結構楽しめた。
読んで損のない作品。
読了日:8月2日 著者:辻村深月
「真亀納屋」行かれたのですか、素晴らしいですね。
『智恵子抄』学校で結構習いましたよね、あの頃
多感な青春時代にワクワクしながら読んだ記憶が
ありますが、、、内容は一部を除いて殆ど忘れてました。
ホントはもう少し早く読めばよかったんですが、この歳になっても充分に引き込まれましたよ。
コメントありがとう
九十九里浜の「真亀納屋」へも行った事があります。
もう、取り壊されてしまったそうですが、
思春期に受けた感動は、今でも忘れられません。
何時かまた、読んでみたいと思っています(^^)
読書家のzuzuさんにはお恥ずかしい読書報告です。
8月も12冊ですか、恐れ入ります。
ただzuzuさん、レビュー率がちょっぴり低いんじゃ
ないでしょうか。
読書メーターはレビューの文字数制限が250字に
なってます。250字で纏めるのに苦労してます。
でも、これくらいの文字数でレビューが書ければ
読書数ももう少し上がるんじゃないかと期待してる
んですがね。
それから、ボクはこの「本屋大賞作品」だけは読む
ようにしてます。雑食種ですがね・・・
コメントありがとう
この百田さんの作品は今年の本屋大賞一位の作品で
今、話題の本です。
素晴らしい日本人の姿が描かれ、日本人として
ある意味、誇りに思える作品だと思いますよ。
「老い方・・・」ですか、未だ早いんじゃないですか。
定年退職してから最初にお読みになることお勧め
します(笑)
コメントありがとう
私もWeb本棚サービスブクログをやっています
http://booklog.jp/users/sanahiro
今月読んだ本の記録
http://booklog.jp/users/sanahiro/chart/2013/8/book
それにしても私はパピーさんのような高尚な本はあまり読まないなぁ…
ベストセラーも、ブームが去ってから読む事が多くて…
今は岡山県出身の作家・小手鞠るいさんの小説を読書中です。
作者が百田尚樹であることに納得しました。
ひょっとしたら、ヨメはんが買ってるかもしれません^^ 個人的には、ちょっと気になっている作家です。
自分は、そろそろ今回の渡辺のような本も読んでおかないとならないのかもしれません(^ ^;