老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

読書日記『老人と海』ヘミングウエイ(再読)

2021-05-27 | 読書日記

新潮社から「Star Classics 名作新訳コレクション」として

出版されている中の一冊です。

ノーベル文学賞とピューリッツァー賞をもたらした

ベストセラーにして、世界文学の金字塔と言われている

HEMINGWAYの〚THE OLD MAN AND THE SEA〛です。

はるか昔、高校生の頃に読んだ。(魚の釣れない老人とひとりの

少年との物語)だったという記憶しかない。

時々送られてくる新潮社の読書案内で目にしてこれは読まないと、

とAmazonをポチして届いたのが今年の4月頃だった。

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八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、

ひとり小舟で海に出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。

見たこともない巨大なカジキとの死闘を繰り広げた老人に、海は

さらなる試練を課すのだが・・・・。自然の脅威と峻厳さに翻弄

されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で

描き切る。著者にノーベル文学賞をもたらした文学的到達点にして

永遠の傑作。

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一読して心打たれたのは、次々と迫りくる困難に直面しながら、体力と

知力の限りを尽くして老人が渡り合うその姿だった。

作家の素晴らしく迫力ある表現力はまるで目の前に大きなスクリーン

がある映画の場面を見ているような感動をもたらしてくれた。

これはヘミングウエイが一貫して求めてきた行動規範、「困難に直面

してもたじろがずに立ち向かう」の具現化だろう。大海原をただ一人

悠悠とゆく老人の孤独な姿を見せて貰った感じだった。

そしてまた老人が海に生きるすべての生き物を在るがままに受け入れて

いる姿と二重写しになった感動の一巻だった。

久しぶりに素晴らしい文学作品に巡り合えた喜びが今も続いている。

もう一作品読もうかな・・・と思わせてもらった。

「武器よさらば」

「日はまた昇る」

「誰がために鐘は鳴る」

・・・・・・・

「キリマンジャロの雪」も読みたいな。

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この本の読後でただいま読書中が大好きな東海林さだおさんの

「ひとりメシの極意」と松原泰道さんの「般若心経入門」(再読)

の二冊。

なんだかあまりにもバラバラでちょっとオカシイのでは・・

精神科受診の必要ありそうですね!!

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今回はこの辺で、ご訪問ありがとうございます。

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パピーさんへ (わか)
2021-05-29 10:10:21
パピーさんおはようございます!
読了お疲れ様です。
とても素敵な感想ですね^^。
むかーし最初の方をちらっと読んで挫折した思い出
があります。また挑戦したいです。

東海林さだおさんのエッセイも積読中です~。

コロナが早く落ち着いて娘さんと会えますように。
私は今日親戚の叔父の家でご飯をご馳走になってきます(*^▽^*)
返信する
わかちゃんへ (パピー)
2021-05-31 22:59:49
わかちゃん、コメントありがとう。
この作品は比較的短くなにより登場人物が非常に
少ないので海外もので悩まされる「名前」でイライラ
することが無く快適に読めました(笑)
むかーし読んで途中ヤメになったんですね。
この作品は断然男性向きだと思います。特に若い
女性は楽しくないだろうな。
「キリマンジャロの雪」をポチしましたよ。

東海林さんは随分久しぶりです。東海林さんの
ボキャブラリーが豊富な方だなと再確認して
います。初の新書版です、楽しいですよ。

叔父さんとこでご馳走食べ過ぎたんではないですか。
「美味しさ一時、ブタ一生」なんていいますよネ。
わかちゃんのことじゃないですよ!!
コロナには気をつけてくださいね。
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