老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

16メートルの国宝を体感!(その三)

2021-04-22 | 日記

いよいよ本番の国宝体感だけど、あまりにも拡大画像で手間取って

肝心の美術展の記事内容が頭から遠ざかってしまった。

*     *    *

入館したら先ずは雪舟さんの略歴があり冨岡鉄斎さんの「雪舟像」がお出迎い。

雪舟等楊は室町時代の画僧です。備中赤浜(岡山県総社市)に生まれる。

臨済宗東福寺派の井山宝福寺(総社市)で修業したのちに京都へ移り、

相国寺で画を周文に学んだ。35歳頃に京都から周防(山口県)に移り、

48歳で遣明船で明時代の中国に渡り多くの出会いを経験して帰国後は

大分で活動する。65歳前に山口へ戻り、以後同地を活動拠点として

作品制作や弟子の育成に励んだ。重玄寺(井原市)で没したとも

伝わる(没年不詳)。

*     *      *

さて67歳で描いた本展の眼玉作品、全長16メートルの大作

国宝《四季山水図巻(山水長巻)》のこれが部分です。

この山水長巻は山口の守護大名、大内政弘に献上され、大内氏の滅亡後に

毛利家の所有となったそうです。

雪舟はこの代表作で、四季の微妙な変化を春から冬まで描きました。

雄大な構図で力強く、大胆な筆の運びを見ることができます。

なにしろ縦がおよそ40センチ、全長約16メートルの絵巻を広げて展示

されている光景に圧倒されました。

ゆるやかに移り変わる季節の風景や人々の生活の様子をじっくりとたどりながら

ゆっくり移動しながら堪能してきました。

16メートルの長さって一寸ピンと来ませんね。新幹線一両の長さがおよそ

25メートルです、だからあの車両の半分以上の長さの「絵」ですよ!

(上の画像をクリックしてみてください、作品のごく一部ですがご覧の

画面からはみ出るのでは・・・)

*     *     *

ごく一部ですが買ったポストカードから今少し詳しくみてみましょう。

こんな町の様子も描かれています。

「この二つの画像、クリックしてみてください。詳しくご覧いただけます」。

パワフルな線と繊細な色使いも大きな魅力ですね。

(やっと出来た拡大画像です)

日本各地をはじめとし中国各地まで多くの出会いを経験したことがこの

大作に生かされているように思いました。

人は広く旅することも感性の磨きには大切なんだな・・と思いました。

この「山水長巻」は山口県の毛利博物館にあるそうです。

ネットで見たらこの博物館、ステキな館のようで是非訪ねたいと思ってます。

でも、今は県境を超える移動が制限されているしコロナがコワイ(笑)ので

当分お預けですね。

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☆「クリックで大きな画像が見える」やっと出来ました。出来て見たら

意外に簡単です。

これからチョクチョク利用しようかな・・・なんて思ってます。

□読書は森下典子さんの「こいしいたべもの」が届いたけど、再読したい

と以前から思っていたヘミングウエイの「老人と海」を手にしています。

□皆さま今日もご訪問いただきありがとうございます。マスク・手洗い・

手指消毒を頑張りましょう、コロナ収束はまだ先が見えて来ないようですね。

日本は政府のチョンボでワクチンがサッパリ届かないようです。

インフルのタミフルに相当するような特効薬が出来るまで油断できない

のではないでしょうか。

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パピーさんへ (わか)
2021-05-01 10:17:59
パピーさんお久しぶりです!
やっと引っ越しがひと段落しました。
新しい土地、パピーさんのように沢山お散歩をして
楽しみたいと思います^^。

水墨画、素敵ですね~。
ちょうど「線は、僕を描く」という水墨画小説を読んだので興味深かったです。
墨一色なのに見ていて飽きません。

「老人と海」まだ読んだことないです。
名作なので必ず読みたいです!
暑くなってきましたね~。
返信する
わかちゃんへ (パピー)
2021-05-02 22:41:29
引っ越しお疲れさまでした。
新しい土地にやって来たらいろんな散歩コースが
出来て楽しみですね。
引っ越しの疲れが出ない程度に散歩も読書も
そして肝心の「家事」も(笑) 頑張ってくださいネ。

「老人と海」50年ぶりの再読です。翻訳本だけど
作者の表現力の素晴らしさを堪能しています。
長編じゃないけどゆっくり味わって読んで
いこうと思ってます。

コロナが大暴れのようだから気をつけてお過ごし
下さいネ。
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