USBのキーボード

売れない作家の日本定点観測

スーパーマリオメーカーが話題に

2015-10-14 23:21:10 | 日記
http://www.nintendo.co.jp/nintendo_news/151014/supermariomaker/index.html

しばらく左前だった任天堂ですが、スプラトゥーンとスーパーマリオメーカーで、上昇の機運が見込まれつつあります。株価はリーマンショック前に打ち立てた2007年の73200円に遠く及びませんが、2012年7月に8060円と底を打ち、2015年2月から同8月までざっと2.01倍に上昇しました。故立川談志師匠の「付き馬」をPCに読み込まして気晴らしに聞くのですが、昔では遊びというと吉原へ行くことを指したのだそうです。落語の成り立ちは様々な説明がありますが、遊郭の発展に取材をした話芸が、こうもおかしいのは、経済発展が冷酷な損得勘定だけでは済まないと言うことを暗に指し示すのではないか、と愚考します。こうしたテレビゲームは娯楽の中でも比較的安価に済ますことのできる遊びです。つらい労働で与えられた疲労により失われた労働力をどのように回復させることができるのか、煎じ詰めればそれを文化というのだという理解ですが、自分で生産した商品を自分で消費することが、なにより満足する糧になる、と昔から言われます。逆に言えば、労働とは自分で欲しい物を生み出せれば幸福なことに違いありません。しかし生産性を向上させるために労働を細分化し、分担作業にすることでこうした半導体の塊を生み出すこともできました。一人の突出した才能ではなく、人間関係の綾が社交性に突き動かされてすべてを生み出しているわけです。人の抱くこうした話題性が、社会を揺り動かし経済を発展させることを願って止みません。