昭ちゃんのひとりごと

地方議員経験者としての オヤジのつぶやき

懲りない福岡市

2007年08月25日 12時58分35秒 | Weblog

 昨年8月25日の福岡市職員が飲酒運転の末に追突事故を起こし、3児を死亡させた事故から1年になります。この事件を機に「飲酒運転撲滅」の社会的機運が高まり、飲酒運転の罰則が厳罰化しました。

 福岡市も飲酒運転撲滅に向けて各種の取り組みを講じてきたところでしたが、またもや市職員による飲酒事故が発生しました。

 福岡市はこの職員を懲戒免職処分とする方針を発表しましたが、職員は市の聞き取り調査で「酒を飲んだことで気が大きくなった」と語っています。飲酒事故撲滅の難しさはそこにあります。酒を飲んで運転してはいけないことは誰でも分かっているのですが、飲んだ結果正常な判断力を喪失する訳です。

 いわゆる「人格が変わる」人が多いと言うことです。酒は陽気にさせるなどの効果がありますが、「まあ、いいかっ」という気にさせるのもこういう問題を引き起こします。

 それにしても昨日の吉田市長の発言を聞いて唖然としました。「いろいろな偶然が重なった」などと発言したのをニュースで聞いて驚きました。当然ながら市長の発言に批判が集中しました。

 問題の大きさに混乱していたとは思いますが、市長が取り乱して問題発言するようでは福岡市はどうしようもない人間集団と言わざるを得ません。

 これではいくら「真摯に反省して、飲酒運転撲滅に全職員一丸で取り組む」と言っても、白々しく聞こえるばかりです。

 市役所には抗議の電話が100件以上も寄せられています。この際、すべての懇親会を自粛すべきです。酒を飲んで様々な調整を図ろうとする旧態依然としたお役所体質を改善しない限り、この問題は解決しません。