数日前の事。
お店の近くで、とても親切な人に遭遇しました。
私が店番をしてる時、外の視界に入る場所で、
しゃがんで何やらモゾモゾしてる女の子(20歳前後?)がいました。
その場所は、自動販売機の溝付近だったので、お金を落としたか何かかな?と思い、
仕事をしながら、なんとなく遠目に見ていました。
そしたら!
その子が立ちあがった時、手に持ってたのが、白い仔猫ではないですか!!
私、仕事を放ったらかして、その子を追いかけたのですが、速足で行ってしまったので追いつかず、
「どうか仔猫をどこかに捨てませんように!」 と祈ってました。
しばらくして。
その子がダンボール箱を抱えて歩いてる所を発見し、
またまた店を放ったらかして、追いかけました。
話を聞くと、
溝に足が挟まれて動けない状態で泣いていたと。
助け出したけど、血と汚れで体は汚くなってるし、下半身がブラ~ンとして動かなかったので、
近くの動物病院に連れて行ってきたとのこと。
捨てるどころか、助けて病院に連れて行ってくれてたなんて!!
彼女の目は、涙がたまって赤くなってました。
「下半身に麻痺があって、一生動かないと思う。 安楽死をお勧めする。」
と言われたらしいのです。
その病院って・・・ 私がくろしゃんを保護した時、追い返された病院やんっ!!
そこで、私が今かかりつけの病院に再度行ってみては? と提案してみました。
彼女は、同じ日の午後診にも来るように病院から言われたらしく、
一応、午前に行った病院に行ってみて、他に助ける手は無いか聞き、
いい返事がもらえなければ、私が勧めた病院に行ってみると言ってくれました。
聞けば、
彼女は、一度も猫を飼ったことがない。
出会ってしまった初めての猫が、安楽死を勧められるほどの悪い状態。
この子、この先どうするんだろう・・・ と、こちらが心配してしまうほどでした。
仕事が終わり、かかりつけの動物病院の前を通ると、彼女が待合室にいるのが見えた!
病院に入り、声をかけました。
「〇〇病院で、入院もさせてもらえず返されてしまったので・・・」 って。
やっぱりか。
ここで良い処置をしてもらえる事を期待して、私は帰りました。
翌日。
「何か困った事があったら電話かけておいで」 と、渡していた私の携帯番号に、
彼女から電話がかかってきました。
仕事の昼休みだったようです。
仕事で留守にする間、病院で預かってもらってるって!
他の病院で安楽死を勧められたという話をすると、
「それもひとつの方法かもしれないけど、出来る事はします!」 って処置してもらって、
脊髄損傷のせいで、熱が上がったり下がったりしながらも、なんとか元気に過ごしてるとの事でした。
そして現在。
2日連続で病院で預かってもらって処置してもらったおかげで、
下半身は動かないものの、すっかり元気になって、素敵な名前もつけてもらって、
彼女の 「家族」 になりました
命拾いをしたこの仔猫。
下半身麻痺のせいで排泄が自分でできないので、誰かがついててあげなきゃいけない。
自分がいる時は自分で。
仕事で不在の時は、友達や病院に頼んだり、もしかしたら〇〇さん(私)を頼るかもしれないけどいいですか?
と聞いてきたけど、もちろん! おおいにけっこうよ!
あきらめずに病院に連れて行き、
よくぞ家族にすると決心してくれたと、私まで嬉しくて涙が出ました。
動物虐待する人もいれば、捨てる人・見捨てる人もいる。
でも、こんなに優しい人もいる。
この仔猫がその場所で挟まっていたのは、この人に出会うためにそこにいたんじゃないかなぁ・・・
とまで思ってしまうほど。
ホントに良い人に救われました。
怪我に負けずに、頑張って長生きしてもらいたいです
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今日もよろしくお願いします☆