エセ管理者向けWindows環境でのMovableTypeインストール（概要編）

いよいよ、Windows環境におけるMovableTypeのインストールをしたいと思います。
基本的には、イントラネット内における自前サーバーでの内部運用を前提にします。
なので、若干セキュリティに関しては甘い可能性があります。特に、イントラ内にWebサーバーを置いてしまうと、公開されてしまう環境に於いては要注意です。

まずOSですが、Windows2000かWindowsXpにしましょう。特にServerを利用する必要はありません。Windowsの共有サービスで共有フォルダを５人を越えた同時アクセス以外に見ることがなく、OS自体もすごく高価です。とりあえず、Windows2000Professionalを前提に話をします（XpHome、Professionalでも同様のはずです）。

MovableTypeをインストールするには、他にインストールするソフトの関係上、段階が必要です。
まず、必要なソフトは以下の通りです。
１．Webサーバーソフト（httpdソフト）：AnhttpdもしくはApache
２．Perl：ActivePerl5.6系もしくは5.8系
３．DBソフト：MySQLとか色々
４．MovableType本体
すばらしいことに、１から３は無料で手に入ります（多謝多謝）。４は試験的に使うならともかく、商用利用にはライセンスが必要です（おそらく厳密に言えば、試験利用にもライセンスが必要かと。ごめんなさい、大目に見てください）。自分ももう少し利用してみて、ライセンスを買うか、削除するかしたいと考えています（基本的には買う方向。ただ他の人がメンテできないと言われると苦しい・・・）。

ここで解説するステップとしては、以下の順番でいきます。
１．Webサーバーの立ち上げ（動作確認まで）
２．MovableTypeのインストール（mt-check.cgiの動作まで）
３．ActivePerl5.6系のインストール（MovableType用に各種モジュールのインストールまで含む）
４．MySQLのインストール（DBの作成、ユーザーの作成まで含む）
５．MobableTypeの起動（mt-load.cgiの動作及び初期ログインまで）
おまけ：Ubicast Bloggerの利用と問題点
ここまで出来れば、あとはテンプレートの利用など、MovableType固有で共通の話題になりますので、詳しいところを探して見てください。

イントラネット運用での確認事項：あなたに権限ありますか？
各種ソフトインストール時に、そのPCの管理者権限が必要なことは当然ながら、あなたにネットワークにおける権限はありますか？他のPCからMovableTypeを利用するのに、DNSへの登録が（事実上）必須ですし、運用を考えれば固定アドレス（もちろんローカルのもの）が必要です。これらの権限がない場合、ネットワーク管理者との協議が必要です。注意しましょう。