珈琲ひらり

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『図書館革命』読了

2008年01月07日 | 読書
『図書館革命』
 有川浩 著


 本当に本当に有川先生、お疲れ様でした。
 そしてものすごく面白い本を書いてくださってありがとうございました。
 郁の恋、王子様を追いかけて図書隊に入隊して、そしてぶつかってばかりいた堂上の本当のらしさ、優しさ、心に触れて、嫌っていた感情を改め、それが追い越したい背中になって、いつしか一緒に歩きたい人になっていく郁の堂上への想いをページを捲りながら読んでいくのは本当に楽しくって、
 どこまでも感情的で、すぐに泣いて、絶対に本人は認めないけれども堂上にラブラブで、そんな感情に振り回されて暴走する郁は本当にすごく可愛らしくって、楽しい女性で、有川先生がデッサンした笠原郁というキャラクターは本当にたくさんの感動を、感情をくださいました。
 計四冊の図書館シリーズ、本当に読んでて楽しくって、素敵で、本当に本当に読むのが幸せでした。


 もう本当に絶対にどこかの賞を取って、プロになって、郁が堂上の背中をただ純粋に追いかけたように、有川先生たちプロの小説家さんたちに憧れて、ぼくもそうなりたくて、たくさんの本を誰かに読んでもらえて、何かを感じてもらえて、そしてできればそれで何かが変わってくれたら、そんな祈りのように願うように本を書き続けていく小説家になりたくって、ここまで走ってきました。
 って、本当に会って、言いたいです。
 それでミクシィのプロの小説家さんたちの集まりに入って、プロの小説家さんイラストレーターさんたちだけが見える日記で憧れの作家さんたちやイラストレーターさんたち喋りたい!
 だからそれまでは誰に誘われようが絶対にミクシィはやらない。けれども絶対にプロになってやってやる。
 その時は、田上先生、紹介してくださいね。^^
 絶対にそこに辿り着いて、今はそこがゴールだけど、そこを新たなスタート地点にしてやります。(拳)
 希望だったり願いじゃなくて、宣言。(拳)
 よし。ファイト、おー!
 よし。気合入った。
 くら本先生にもいつか賞のパーティーとか出版社の会で、前に企画で頂いたイラストにサインと一緒に書いてもらえた応援の言葉のお礼もするのだ。
 うん。
 私は天才。私はやれる子。頑張れ、私。
 よしぃ。





 「図書館革命」
  感想

 物語は原発にてテロが起こったシーンから始まり、そのテロは小説を基に起こされた、とメディア良化委員会が主張し、さらなる言論の自由を縛る新法の制定やら、その本を書いた小説家の執筆制限が良化委員会から主張されて、
 それをいち早く折口が察知し、小説家を郁たちの所に避難させたところから物語は加速していきます。
 もう凄まじくシリアス路線で、フルアクセルです。
 シリアスな物語も、
 堂上と郁、
 柴崎と手塚、
 小牧と毬江、
 ラブラブ度も。
 もう本当にすごいのです。
 昨日書いた柴崎の手塚へのアクションや、
 ラスト間際のでの、郁と堂上のやり取り、
 そしてほのぼとしながらも実は一番柴崎や郁よりも大人な女性っぽい(?)毬江と小牧のラブラブシーンとか。^^
 ああ、もうね、本当に郁と堂上のシーンは読みながら、郁、カッコよい、素敵。って想いましたし。
 柴崎や手塚も素敵だったし。
 有川先生の書くキャラは皆好きです。
 男はどこまでも男が惚れるぐらいにカッコよく。
 けれどもそんな男の上を行く、余裕のある女性陣。海の底の子のどこまでも純粋に人を愛する姿勢で、逃げるのなら、どこまでも追いかけて、逃げる口実すらも奪ってしまったあのシーンなんか本当にくすりと笑ってしまって、読みながらほのぼのとしたし、
 柴崎のあの完璧超人の手塚を尻に敷く有能さや、
 郁の真っ直ぐに堂上を想う、だからこそ子どもみたいに感情むき出しになってしまうところ、
 本当にもう、有川先生、有川先生が柴崎に言わせた台詞(正確には口にしたのは郁ですが。)を言っても良いですか?
 『くそー何でこんなイイ男のところにこういう女が落ちてこないのよ』
 ほんと、すげー想います。(^ー^;
 郁、柴崎、折口さん、毬江ちゃんに選んでもらえた堂上、手塚、玄田、小牧、めさめさ幸せ者ですよね。海の底の主人公のひとりとかさ。
 本当に有川先生のは甘甘お砂糖ノベルって言われるけれども、私は誰かに愛されて、その感情を示してもらえるのなら、郁とか海の底の女の子ぐらいに示してもらって、心底疑いようも無いぐらいに、うわぁー、おれ、愛されるんだなー、って思わせてもらいたですもん。(笑い
 うん。私は浮気したら殺す! って言われるぐらいに愛されて、実際に殺されちゃうぐらいに愛されないと満足できないかなー。しかもそれをちゃんと態度とか言葉でわからせて欲しいって。
 でもそのくせ、私は放置だけどね。それで前に逃げられたしー。(えへ♪
  


 でもほんとう、ラストの未来のシーンは、本当に本当に読んでるこっちもすごく嬉しくって、幸せで、ほのぼのとした温かい優しい気持ちになれて、本当に本当に、郁、篤(あえて名前です。)、良かったね。お幸せに。って。^^

 本当に本当に本当にこの「図書館シリーズ」を読めて幸せでした。
 有川先生、お疲れ様でした。
 本当に本当にありがとうございました。^^








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