『プシュケの涙』
柴村 仁 著
ん~。
個人的には、やっぱり悪い事をした人間には罰が与えられないとダメなんじゃないかなー? と想うのでちょっと納得がいかない感じです。
事故ではないよね、これは・・・。
二人はやっぱり罰せられないとダメだろうって想うし、
彼女も何にもお咎め無しで悠々と大学生になってるっていうのは納得できないなー、と。
後半を読むと、さらに前半で釈然としなかった想いが強くなるしね。
せめて物語の中だけでは正義が強くあって欲しいし、
悪人は悪人に相応しい結果を迎えて欲しいなー、と想う。
レジンキャストミルクも最悪だったしねー。
あれだろうねー。
ほんと小説とか創作ってその人の人生が出るよね。
どんな生活を送ってきたのか、
過去にちゃんと恋をしたのか、
いじめをしたのか、
いじめられたのか、
大切な誰かを亡くしたのか、
って。
ブログとかでもそう。
ブログは日記なんだから人生が読めるのは当たり前なんだけど、でも書き込まれてること以上に実はその書き手の人生が読めるしね。
この人は大切な誰かを理不尽に奪われた悲しみを知らないんだろうねー。だからこんな物語が書ける。
物語の創作の何気ないブログの文章の一番の怖いところはこういうところだと想う。
何気なく書いた自分の本音がどうしようもなく誰かを傷つけること。
言葉は言の葉。言霊。心。
怖いですよね。
でも、
ほんと、
う~んなんかヤダな。
口直しに面白い小説が読みたい。