シーズーとマルチーズのミックス犬 ラッキーの生活

捨てられて警察のお世話になっていたワンコを引き取ったら、かわいくてかわいくて毎日毎日幸せなんです

奈良のお寺巡り④

2019-02-28 20:58:00 | 旅行
その後、再びバスに乗りいよいよ圓照寺に向かいました。この道が寺へ続く参道。500メートルほど続くそうです。
この道こそが、何度も頭に思い描いた月修寺への道…思わず込み上げてくるものがあるその時、


(パタラン、パタラン)
隣をを歩いていたEちゃんから不審な音が。
見ればEちゃんの履いていたブーツの左の底が外れてペロンとはがれ、踵だけで繋がっているという状態。足音が静かな参道に響きます。



木が増えてきて、山深くなってきました。本多が休んだ杉の木の根元はここらへんでしょうか。
(パタラン、パタラン)



お寺の門が見えてきました。通常はここまでしか来ることができないのです。このツアーの為に遠い所から来られた人もいました。
(パタラン、パタラン)
「ゴメン〜せっかくの時に雰囲気壊して(笑)
アハハハ!」と明るいB型のEちゃん。
強い感情の混合って、忘れられないですね。
この時の、
待ちに待ったこの瞬間!って思いと
漫画のような事態やな!って笑いが同時に押し寄せる感覚は印象的で、生涯忘れることはないでしょう。ホントに。


門を入ると先は写真禁止でした。
本堂と奥神殿を拝見しました。大変興味深く貴重な体験でした。そしてもちろん常にEちゃんのブーツの底の具合を強く思っていました。

現実と自分の中の世界は両方大切で、どちらも疎かにせず、どちらにも偏らずいたいなぁと思える楽しい旅でした。珍道中やった…また行こう!

奈良のお寺巡り③

2019-02-24 21:39:21 | 旅行
前回で抱いたような、少数派タイプの私のマニアックな喜びは差し置いても、正暦寺ツアーはとても楽しいものでした。


まず、住職さんのお話がとても面白くて頭にやたら入ってくるのです。エネルギッシュでシニカルで、


この日は曇り空でしたが、展望台からの景色の説明で晴れ嵐☀️というお話が出たら一時的に本当に晴れちゃうとか。凄いです。



そして、近所の奥さん方のお手伝いで振舞われる精進料理。食べた事のない糸南京やヤーコン等珍しくて美味しかったです。
清酒発祥の地らしく、お酒も売っていました。



建物の中はとてもいい匂いがしていて、おそらく置いてある塗香の効果と思われます。



手に少量取ってつけるお香だそう。香りが気に入ったので買って帰りました。
袋に入れたまま部屋に置いておくだけで、ほどよく香ります。塗るお香があるなんて、全然知りませんでした。
世の中はホントに知らない事だらけですね。

奈良のお寺巡り⓶

2019-02-23 21:56:12 | 旅行
バスガイドさんのトークに聞き惚れながら、バスに乗る事4、50分程度で、正暦寺に着きました。


駐車場から徒歩で川沿いの道を少し上がると、まず福寿院客殿があります。屋根はこけら葺きという様式。


客殿から庭園の眺め。秋には紅葉が美しいそう。
お庭の反対側には狩野永納が描いた、三保の松原の襖絵、奥の座敷に孔雀に乗った孔雀明王像がお祀りされています。


三保の松原は『豊饒の海』第四巻の『天人五衰』孔雀明王は第三巻の『暁の寺』に登場するのでそこでもう、嬉しくなってしまいます。


その後、住職に誘導されながら瑠璃殿と本堂へ。本堂に祀られてる日光月光菩薩像は、桜井の大神神社にあった仏様だったと聞いて、これで第二巻の『奔馬』も揃ったなと…ひっそり感動。
今回のツアーで圓照寺のオマケと思っていた(失礼ですみません)正暦寺のファンになってしまったのでした。

奈良のお寺巡り①

2019-02-22 22:04:06 | 旅行
2月20日は、雨上がりの暖かい曇り空でした。
私は友人Eちゃんと、JR奈良駅の

奈良交通観光バスに乗る為、通勤ラッシュの大阪からやって来ました。




↓このコース。




昨年12月に予約してから楽しみにしてたのです。
何故ってそれは、通常未公開の圓照寺を訪れる事のできる唯一の機会だから。


何故、私が圓照寺に行きたかったのか。それはそこが三島由紀夫の小説『豊饒の海』に登場する月修寺のモデルになったお寺だからです。


ダメ元でEちゃんに声をかけてみると付き合ってくれる事になり、わざわざ4巻もある長い小説をこの日の為に読んでくれました…😭ホンマありがとう!
てな事で、ワクワクして今日に臨んだワケなんです。雨じゃなくて本当に良かったな〜