大坂なおみ US Open制す

テニスの4大大会・全米オープン女子シングルスで世界ランク9位だった大坂なおみ（日清食品）が2年ぶりの優勝を飾った。

優勝した折の映像をテレビで見ていた祖父の大坂鉄夫さん（75　=北海道根室市在住）は、「心臓が悪くなる。もうこんな孫は持ちたくない」とぼやきつつ、笑顔で語った。→こちらの報道

古い話だが、私が若かりし頃、中東のカタール国で、第３回カタールオ－プンテニスに出場させていただき、男子ダブルスで優勝させていただいた経験がある。

現地で、化学プラント建設工事が終わったが、原料の供給が顧客都合で遅れ、試運転開始まで、時間を持て余していた。この時間を利用し、準備に集中できたのが、功を奏し、優勝できたのだろう。やはり、優勝というのはいいですね！！→こちらの弊ブログ

 

試合後に、大坂なおみは「this is crazy.（クレイジーだった）」とひと言添え、歓喜の瞬間を切り取った4枚の写真をツイッターに投稿。

大坂が試合後に投稿したのは、上記にあるように、4枚の画像だった。決勝で同27位だったビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）を破り、決着の瞬間に左手で顔を押さえ、感情を堪える様子。決勝で勝利後、コート上に仰向けに寝転び、歓喜を満喫した様子。そして、2回目となる全米優勝トロフィーにキスするものと、それを両手で高々と掲げたもの。激闘の末に演じた印象的なシーンを切り取ったものだ。

この投稿は、大きな反響を集めたが、大坂なおみの投稿を引用する形でメッセージを送ったのは、上記写真のように、Michelle Obama（ミシェル・オバマ）前大統領夫人だった。米国初のアフリカ系米国人でファーストレディーとなった同夫人は「ナオミ・オオサカを誇りに思うわ」と投稿。

これに大坂も「みんなこれ見た!?」と感激した様子で反応している。

2人のやり取りに海外ファンからは「ミシェル・オバマから誇りに思っていると言われるなんて、世界で一番嬉しい気持ちになるだろうね」「一流の振舞いをする2人！」「私はあなたたち2人を誇りに思います！」などと反響が集まっている。

 

大坂なおみは、今大会は黒人差別に対する抗議の意思を込めたマスクを着用しながら勝ち上がり、コート内外で注目を浴びていた。

表彰直後のインタビューで、決勝まで用意していた7通りのマスクについて聞かれると、大坂は「あなたが受け取ったメッセージは何でしたか？メッセージをあなた方がどのように受け取ったかに興味があります。話し合いが起きれば良いと。USオープン会場の外で起きていることについては詳しくないですが、より多くの人がこのことを語る（きっかけになる）といいと思います」と語った。

マスクを着けて勝ち続ければ、もっと関心を広められるという思いがモチベーションにもなっていたと試合後にも明かしていたが、改めてツイッターにこう記している。

「『スポーツに政治を持ち込むな』（私がやってきたのは政治じゃないけど）と言っていた全ての人たちのお陰で、勝ってやると刺激を受けました。私はこれからあなたの見ているTVにたくさん出るつもりだから、そう思っていてください」

SNS上の一部のユーザーから「スポーツと政治を混同させるな」との声が上がっていた。これを受けて大坂は「アスリートは政治的に関わるな、ただ楽しませればよいという意見が大嫌い。第一にこれは人間の権利に関わる問題だから。そしてなぜあなたの意見の方が私より良いの？」などと持論を展開していた。

全米主催者も差別への抗議を支持している。（USオープンのステーシー・アラスター大会ディレクターは13日の総括会見で、大坂に敬意を表した。）→こちらの報道など

 

 

こんな中、次の大会はどうなるのだろう？→コロナの影響で、延期されていた全仏オープン2020だが、9月27日（日）から始まる。→こちら

観客を入れた状態で開催される予定であり、警戒を呼び掛ける声も上がっている。→こちらの報道

やはり、懸念していたように、体調が万全でなく、大坂なおみは棄権したようですね。→こちらの報道

 

 

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