直径20mの空の下で・・・

あるプラネタリウム解説員のひとりごと

一番星ハンター

2005-05-31 23:05:40 | 星のこと
 久しぶりに星のことを書きましょう。

 最近、夕焼け空のなかに、きらっと輝く星を見つけた人はいませんか?そう、宵の明星として知られる金星です。一番明るい頃には-4.7等星(今度は12月)になる金星は、昼間の青空の中でも見つかるほどだといわれています。現在の明るさは-3.9等星。3月29日に地球から見てちょうど太陽の向こう側(外合)になって、夕方の西の空に戻ってきました。やっと日没時の太陽の高度が10°を超えましたが、まだまだ低いので西の空が開けているところで探してみてください。
 今日はちょうど午後7時くらいに職場をでたので、駐車場まで歩きながらそろそろ見えるかな~?と空を気にしながら歩いていると、まだ明るくて白い空を背景にキラッ。「あっ、金星」 一緒に歩いていた人たちはなかなか見つからず、「なんでそんなん見えるんや」といいながら、それでも見つけることができました。そして私はめでたく『一番星ハンター』の称号を手に入れたのでした。
 ちなみにその後すぐに、木星も見つけました。こちらは空の高いところでまわりが青っぽいので、すぐにわかりました。

 みなさんもたまには一番星探してみませんか?

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