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英語で読む海戦史(2)


 原書は、著名なアメリカの海戦史家Samuel Eliot Morisonの「The Two-Ocean War」です。内容は第2次世界大戦におけるアメリカ合衆国海軍の太平洋と大西洋における戦いを描いたものです。日本との太平洋における戦いの部分に関しては、光人社から「モリソンの太平洋海戦史」(大谷内一夫 訳)として出版されています。あまり知られていない、ドイツとの大西洋における戦いの部分に関して、英語の勉強をかねて読んでみました。

(原文)
Chapter Ⅴ Destruction in the Atlantic
2.A prompt attack by U-boats on American coastal shipping should have been anticipated, since they had done just that during World WarⅠ. No U-boats happened to be in position to raid American coasts when Germany declared war on the United States in December 1941, but Admiral Doeniz chose five of his best “aces” (and followed them by six more) to devastate the American East Coast shipping lines. These originate in the Saint Lawrence River, cross the Gulf of Marine, pass New York (where at least fifty ships arrived and departed daily), and extend past the Capes of Delaware, and Hatteras, into the Caribbean, the Gulf of Mexico, and down past the bulge of Brazil.

(訳)
第5章 大西洋での破滅
2. Uボートによるアメリカ沿岸を航行する船舶への即時の攻撃は、第一次世界大戦でなされたように行われると思われた。ドイツがアメリカに宣戦布告した1941年12月には、1隻のUボートもアメリカ沿岸を攻撃する位置にはいなかった。しかし、ドイツのデーニッツ提督は、アメリカ東海岸の航路を混乱させるため5隻のエース(それに続いてもう6隻)を選んだ。航路はセント・ローレンス川から始まり、マリーン湾をこえ、ニューヨーク(毎日少なくとも50隻が出入港していた)を過ぎ、デラウェアとハッテラス岬をこえ、カリブ海やメキシコ湾に入り、ブラジルの突出部をこえて延びていた。


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