- 祖国とその大地を讃える(2)
〇インド
題名 <インドの朝>
イギリスからの独立後、1950年、ノーベル文学賞を受賞
したタゴールによりつくられた。
民族色強く、インドの大地を讃えている。
歌詞
汝はすべての民の心を支配する者
この国の運命を定めるもの
汝の名はトラヴィダ、オリッサ、ベンガル、パンジャブ、
シンド、グジャラート、マラータの民の心を奮い起こす
汝の名はヴィンディヤ山脈やヒマラヤ山脈にこだまし
ヤムナー川とガンジス川のせせらぎと混ざり合い
インド洋の波に歌われる
我々は汝の恩恵を祈り、賛美の歌を歌う
人々の救いは汝の手中にあり
この国の運命を定めるものよ
汝に勝利あらんことを
〇フィンランド共和国
題名 <我らが祖国>
歌詞は古代の叙事詩からとられ、楽曲は19世紀につけられた。
祖国フィンランドを明るく、雄大に歌っている。
歌詞
おお我らが祖国、フィンランドよ、故郷の地よ!
その黄金の名を響かせよう!
谷も、丘も
湖も浜辺も、愛されはしないだろう
この北の祖国のようには
我らの高貴な父祖の地のようには
〇ブラジル連邦共和国
題名 <凱旋マーチ>
19世紀、ポルトガルより独立した時、つくられた。
帝政から共和制に移行した際、歌詞が変更され、
現在に至っている。
母なる大地、ブラジルを讃えている。
歌詞
静けきイピランガの岸辺に
民の雄叫びぞこだませり
おりしも自由の太陽が
祖国の美空に輝けり
平等の証なる
強き腕もて勝ち取れり
汝が胸の自由こそ
命を賭けても守らん!