島々には、小鳥でガラパゴス固有のフィンチ(スズメ目アトリ科ガラパゴスフィンチ属)がおり、多くの種が存在する。
そして、それらの種のくちばしは、形状がそれぞれ異なっている。
① オオガラパゴスフィンチ
大きく頑丈なくちばしを持ち、種子を割って食べるのに適している。
② ガラパゴスフィンチ
①と③の中間のくちばしを持ち、サボテンを食べるのに適している。
③ コダーウィンフィンチ
細くて小さなくちばしを持ち、虫や花を食べるのに適している。
④ ムシクイフィンチ
鋭い尖ったくちばしを持ち、木の中にいる虫を食べるのに適している。
、私は、これらの種は同じ祖先を持ち、数千年の時をかけ、それぞれの島の環境や食べ物に適応して、形態を変化させたのではないかと推論した。
この推論を確かなものとするためには、次のことが必要だ。
○ さらなる事例を集めること。
○ 変化過程の種を見つけること。
○ 変化を起こす力の一般化。
ビーグル号はガラパゴス諸島を出た後、太平洋を横切り、タヒチ、ニュージーランド、オーストラリアなどに寄った。
そして1836年、イギリスに帰還し、5年間の調査航海を終えたのである。
参考図:「ビーグル号航海記」、チャールズ・ダーウィン、平凡社、2013
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