Battle of the Japan Sea (27)
[by Sydney Tyler]
The fate of cruiser Izrumrud is a chapter of itself in the story of the battle. Baron Ferzen, her captain, with survivors of the ship’s crew, reached Vladivostok on June 1 and sent a report, which, in addition to confirming the disaster to the entire fleet, told the fate of his own ship. The Baron reported that before dark, on May 27, the Osliabya, Alexander III and Borodino had been sunk, and Kniaz Souvaroff, the Kamtchatka and the Urel had been seriously damaged and were lost to sight. The command then devolved on Rear Admiral Nebogatoff.
In the evening the battleships, cruisers and the Izrumrud sailed northeastward, the latter being charged to transmit orders to the battleships. Two other cruisers were cut off from the fleet and were not again seen.
The battleships, steaming at fourteen knots, were repeatedly attacked by the Japanese torpedo boats, especially at the extremities of the line.
日本海海戦(27)[シドニー・タイラー著]
巡洋艦イズムルードの運命はこの戦いの物語の1章にあたる。 艦長、フェルゼン男爵は同艦の生き残りの乗組員と共に6月1日にウラジオストックに到着し、報告書を提出した。 その中で全艦隊を襲った大厄災を報告すると共に、自艦の運命についても付け加えた。 男爵は次のように報告している。 “5月27日夕刻までに、戦艦オスラビア、アレクサンドル3世とボロジノは沈没し、戦艦クニャージ・スワロフとオリョール、工作船カムチャッカは大損害を受け、視界から消えてしまった。 そのため、艦隊指令はネボガトフ少将に委ねられた。”
“夜、残った戦艦群と巡洋艦群、イズムルードは北東方向に向かった。 イズムルードは命令を戦艦群に伝達する役目を負っていた。 2隻の他の巡洋艦は、艦隊から切り離され、2度と見ることはなかった。”
“戦艦群は14ノットで進んだが、日本の水雷艇群に繰り返し攻撃された-特に縦陣の先頭が。”
(ひとこと)
日本は1867年に明治維新を行った後、1年半の内戦を経て、政治、軍事、産業などの近代化を進め、国民国家としての基礎を固めた。 最初は大国の支配を撥ね返す自衛が目的だったが、その時代の潮流である植民地主義、帝国主義への傾向を強め、朝鮮の支配をめぐり、清国と日清戦争を行い、中国東北部での影響力争いから日露戦争となった。
最新の画像もっと見る
最近の「大西洋」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- クリミアの歴史(7)
- 「オリエント急行」バルカンを行く(9)
- ウイルスって何だろう(6)
- 不死身の通信ネットワークを構築せよ!(6)
- ヒトラーのいない第二次世界大戦(7)
- 不思議な病気(8)
- 秀吉の野望と挫折(9)
- 生命の源「アミノ酸」(6)
- 「ドイツ民主共和国」の消滅(8)
- ナイルの水争い(8)
- ドン・カザーク(19)
- 貧者の空軍(9)
- 地震って何?(7)
- 遥かなる海へ(16)
- 北軍兵士の見た「風と共に去りぬ」(12)
- 脳内麻薬を捜せ!(9)
- 19世紀パリの光と影(9)
- 若宮丸の航跡(9)
- 原爆スパイ(8)
- 「北京の55日」番外編(8)
- 「地球外生命」はいるか?(5)
- 「林彪事件」の謎(8)
- 金(きん)(8)
- 国歌いろいろ(6)
- 悪党(鎌倉末期)(6)
- 老化を防げ!(5)
- 森の中に消えゆくトラ(4)
- テスラー成功と挫折(0)
- 国境とは?(25)
- 日記(0)
- 大西洋(696)
- ソマリアの青い海(20)
- 吹雪のバルト海(24)
- ペルシャ湾波高し(24)
- ロック・オン(20)
- ワレ「雪風」ト共ニ(20)
- 騎兵隊、前へ!(26)
- 惑星の動きを探れ!(19)
- 東方見聞録序章(25)
- 元素を捜せ!(25)
- レアメタルは戦略物質だ!(6)
- 種はどこから?(17)
- 智の都、アレクサンドリア(20)
- 文化大革命の嵐(22)
- 世界は微生物で満ちている!(19)
- 連合艦隊の誕生(17)
- 鉄砲見参!(18)
- 成功は失敗の始まり(17)
- 黒船の影(19)
- 石油の一滴は血の一滴(15)
- 前門の虎、後門の狼(8)
- 月をめざして(18)
- 水の不思議と太陽の恵み(17)
- がんの正体をあばけ!(10)
- 旅行(0)
- グルメ(0)
バックナンバー
人気記事