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家康の海外交易(3)

 家康の海外交易(4)

 16世紀、アメリカ大陸の存在を明らかにしたスペインは、インカやアステカ帝国を滅ぼし、

中央アメリカと南アメリカを制圧する。

 

 16世紀後半に、ペルーやメキシコで銀山が発見され、豊富な銀が産出される。

スペインはそれらから産出された銀を、武装したガレオン船でスペインに運んだ。

 スペインに運ばれた銀は、年200トンに及んだという。

(それ以前のヨーロッパでの銀産出量は年30トン)

 

 それらの“黄金船団”(通常2隻)を狙い、海賊やイギリスの私掠船が襲いかかる。

黄金船は重武装と速度が必要になり、1000トンを超える巨大なガレオン船も登場した。

 

 スペインはそれらの銀により、17世紀半ばには“黄金時代”を迎える。

 さらに、スペインは香辛料を求め、メキシコからモルッカ諸島を目指す。

  16世紀後半には、フィリピンを植民地とし、マニラとメキシコのアカプルコ間の

 航路を確立する。(太平洋横断には4か月から7か月を要した。)

 

  マニラは中国-東南アジア-日本を結ぶアジア最大の貿易港となった。

 中国産の生糸、絹織物、陶磁器などが、東南アジアの香辛料などが、マニラに運ばれた。

 日本からは銀、銅、硫黄、刀剣などが持ち込まれる。

 

 参考図:「図説 海賊」、増田義郎、河出書房新社

     

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