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第2話(3)

 “エイラート”被弾(3)

 エジプト海軍とシリア海軍のミサイル艇隊は、ソ連から供与された強力なミサイル艇を多数装備していた。

 エジプト部隊は大型のオーサ級12隻、小型のコマール級2隻、計14隻、シリア部隊はオーサ級3隻、コマール級6隻、計9隻より成っている。

 装備している対艦ミサイル(SSM)は、駆逐艦“エイラート”を撃沈したSS-N-2A“スティックス”だ。

(オーサ級)
  全長:39m  排水量:210トン
  軸出力:12000PS×3軸  速力:35ノット
  武装:30mm連装機関砲×2  スティックス対艦ミサイル×4

(コマール級)
  全長:27m  排水量:85トン
  軸出力:1200PS×4軸  速力:40ノット
  武装:25mm機銃×1  スティックス対艦ミサイル×2

(SS-N-2A “スティックス”)
  全長:6.3m 翼幅:2.8m 直径:0.8m
  重量:2300Kg 弾頭重量:500Kg 速力:マッハ0.9
  射程:40Km 飛行高度:100~300m(巡航時)
  誘導方式:オートパイロット及び無線指令(初期)
       アクティブレーダー(終末)

 対するイスラエル海軍はミサイル艇として、オーサ級と同程度のサール級を12隻、倍の大きさである国産のレシェフ級を2隻持っていた。

 対艦ミサイルとして、国産の“ガブリエル”MK-1を装備している。

(サール級)
  全長:45m  排水量:250トン
  軸出力:13500PS×4軸  速力:40ノット
  武装:40mm連装機関砲×1  ガブリエル対艦ミサイル×5

(レシェフ級)
  全長:58m  排水量:450トン
  軸出力:14000PS×2軸  速力:32ノット
  武装:76mm速射砲×2 20mm機銃×2  ガブリエル対艦ミサイル×6

(“ガブリエル”MK-1)
  全長:3.4m 翼幅:1.4m 直径:0.3m
  重量:400Kg 弾頭重量:200Kg 速力:マッハ0.7
  射程:20Km 飛行高度:シースキミング(海面上数m)
  誘導方式:慣性及びセミアクティブレーダー(初期)
       アクティブレーダー(終末)

参考文献:「激突!ミサイル艇」、アブラハム・ラビノビッチ、原書房、1992
     
     
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