ティモンディ前田さんがとある番組で保護猫を預かるボランティアをされていた。
その保護猫の名前は『むぅちゃん』。エキゾチックヘアー、10歳の女の子だ。
その、むぅちゃんが可愛くて可愛くてしょうがなかった。
元々犬派だった、かのん。猫派の夫と知り合い、段々と猫派になっていったが、むぅちゃんが可愛すぎてもう、『むぅちゃん派』になってしまっていた。
むぅちゃんが舌をしまい忘れてペロっと舌を出している姿や、首を傾けて一所懸命にご飯を食べる姿など…もう、たまらなかった。むぅちゃんは最終的に優しいご家族の一員となったのだが、そのことが自分のことのように嬉しくて思わずテレビに向かって拍手をしていた。
かのんはティモンディ前田さんのファンなので、フィルムがかかって見えているのかもしれないが、それでもいい!むぅちゃんが可愛いのには変わりない!
もちろんむぅちゃんに対する前田さんの接し方も本当に良かった。無理に近づこうとせずむぅちゃんのペースに合わせて心の距離を縮められていた。だから、前田さんだからむぅちゃんは心を開いたんじゃないかと、かのんは思う。
むぅちゃんは今まで人間のせいでとても苦しい、かのんでは到底想像できない猫生を送ってきたと思う。でも、前田さんという方に出会って人間と心を通わせることを学んだむぅちゃん。「人間のせい」で苦しんだ。が「人間と共に」幸せ。になればいいな。と、かのんは思う。
そして、いつか、「むぅちゃんに負けないくらいの可愛い猫を飼うんだ!」と心に決めた、かのんであった。