かのんタイム

私、“かのん”が自分でいられる時間を「かのんタイム」と呼んでいます。あなたも自分の時間を大切にできますように。

金髪からの深め色アッシュ

2024-03-25 09:03:00 | 日記
かのん、先週、入院して初めての1泊2日外泊をした。
外泊前、かのんの髪はブリーチして入れた色がはげにはげまくって「金髪」と化していた。
毛量多め、ちょっと結べる位の長さで、「カラメル」多めの金髪だった。

…さすがにどうにかせねば。
と思い、いつもの美容院に「外泊の事情」をメールして予約した。

美容師さんは、かのんの事情を組んで、出来るだけ疲れない様に振舞ってくださった。

当初の、かのんの予定では、ブリーチをしてアッシュ系を入れるというものだった。
だが、髪が痛みすぎていた。
でも「プリン」部分が半端ない。
悩む、かのんに美容師さんは色々提案してくださった。

最終的にブリーチはせず、ワンカラーで深めの緑系アッシュを入れることになった。
これからシャンプー等をして色落ちする事で綺麗色になるという、計算高い髪色にしてもらった。

金髪→見た目黒髪。入院先の病院に戻ったら、かのんだとわからない人が多かったので、また自己紹介から始めた。それがなんだか面白かった。

久々に全体が暗めの色になった。
この髪色がいい感じに色落ちして綺麗なヘアカラーになっている時、かのんは、どうしているだろう?

きっと、今より前向きになってる!

そう、未来に思えているような生活をしようと思う。

かのんの幼少期

2024-03-22 19:13:00 | 日記
タイトル通り、かのんの幼少期を書いていこうと思うが、かなり暗い内容になることが予想される。
気持ちが影響されやすい方は注意して読んで頂きたい。

今日のカウセリングで幼少期の話をする機会があった。

かのんには、2つ年上の兄がいる。
その兄は知的障害を持っていた。

かのんが5歳くらいの時、母親からある一言を言い渡される。

『あなたは、お兄ちゃんを助けるために産んだのよ。お兄ちゃんをよろしくね。』

かのんは、かのんなりにその言いつけを「役割」を一生懸命守った。
兄より目立つことをせず、親に心配をかけることは一切しないとてもとても大人しい子どもだった。
家族に元気がないと思った時は自らピエロになり、気丈に振舞った。

本当は、もっと言いたい事あったし、もっとしたいことあった。ピエロになんてなりたくなかった。
だけど『兄を守るため』必死だった。


けれど、ある日、母親からまた一言言われてしまう。

『あんた、何考えてんだかわかんない』

そりゃそうである。自分が言いたいこと、自分がしたいこと、全て押さえ込んできたのだから。
そもそも『自分』がなかったのだから。

人は本来、幼少期に『自分』を軸にして生活をする。『自分がしたいこと』『自分が言いたいこと』をするのである。その中で、『自我』を形成していく。

けれど、かのんはそれが出来なかった。
『兄を守る』という役割を『演じる』ことでしたか幼少期を過ごせなかった。

そして、いつしか『自分』が消滅していった。


かのんは今、自分が何を言いたいのか、自分が何をしたいのか、『自分』が何なのかを探している途中である。

そのために、カウセリングは必要不可欠なのだろう。
その中で少しずつ、長い間『演じてきた』『役』を降りたいと思う。

心の強さ

2024-03-16 10:05:00 | 日記
かのんは最近、特に午前中体調が悪い。
朝起きた瞬間『このまま消えたら楽だろうな...』なんて、涙が出る日があった。

そんな時は看護師さんに報告し、頓服を飲んで部屋で休む。これが鉄板だ。

そして、午後になると体調が少し良くなる。その日のOTは体育館での運動だった。『運動』といっても、ウォーキング、バドミントン、卓球、ただ外を眺めに来るだけ…等など、主に気分転換を目的としたプログラムである。

プログラム前の準備運動でOTの先生が話しかけてくれた。
「今日、朝、辛かったんでしょう?」
と。
かのんはちょい笑いながら「『このまま消えたら楽だろな』って思ったんです。ただ、それだけです。」とこたえた。
するとその言葉を聞いたOTの先生が真剣な顔になって「かのんさん『それだけ』じゃないですよ。辛かったんだって。すごく辛かったんだって証拠ですよ。大変でしたね。」と言ってくださった。その言葉だけでも嬉しかったのに、「そして、こうやってOTに出てくださった。そのかのんさんの『強さ』が素晴らしいと私は思います。」と言葉を続けてくださった。
かのん、午前中とは別の意味で泣きそうだった。

今回、かのんがかけられたOTさんの言葉をこのブログを読んでくださったあなたはどう思っただろう?
素直に受け止められる人、けなす人、色々いると思う。
それは人によって持っている心の『強さ』は違うからだと思う。
かのんもだいぶ『心の強さ』が育ったと思う。かのんにも他人から何を言われても『はぁ?』としか思わない、けなしてしまう時代もあった。その頃はまだ心が弱かったんだと思う。

自分にかけてもらった素敵な言葉を素直に受け止める。あなたは、今それができるだろうか?


かのんを救う趣味

2024-03-14 11:19:00 | 日記
小学5年生や中学2年生の時にハマった趣味は大人になってまた再熱することがあるらしい。
かのんは現在入院生活中ではあるが、この頃の趣味に大変助けられている。その趣味とは『音楽鑑賞』である。
かのんが小学5年生の頃や中学2年生の頃は趣味と言えば音楽鑑賞だった。
聴くだけでなく、歌ったり、時には踊ったりして楽しんだものだ。

その趣味がまさに今、再発している。残念ながら、かのんは今、4人部屋なので、歌ったり踊ったりはさすがに出来ないが、口パクで歌ったり、歩いたりはできる。そうすることで気持ちが何となく上がったりするものだ。

今まさに小学生、中学生だという方は自分の趣味と言えるものをお持ちだろうか?
勉強だって映画だって野球だってなんだっていいと、かのんは思う。今は「嫌だなぁ」と渋々やっていることも後々趣味になることだってある。

無趣味なんだけど…という方もいるかもしれない。でも、『趣味』と書いて『推し』はすぐ来るかもしれない。そう思うだけでも、かのんはいいと思う。

かのんは趣味は時に人を救うと思う。
大人から他人からみて『えー』と言われる事でもいい。なんでもいいから熱中してみてほしい。

心がどん底に落ちたかのんが今、趣味で楽しむまでに回復してきた。
辛い時ほど趣味を楽しもう!

ドゲトゲ言葉とまあるい言葉

2024-03-11 20:11:00 | 日記
かのん夫婦2人に共通して腹が立つ事があった。
明らかに相手が悪いのに謝罪の一言もなく、滅多に怒らない、かのん夫婦でさえも帰りの車の中で大激怒だった。
しかも、かのんはそのために今回の入院生活初めての外出届けを出しており、ただでさえ外の世界にのまれて辛いのに、そのような対応をされて更に頭が熱くなって疲れきってしまった。
プンプンプンプンプンプン。
病院に着いたあとOTがあったが全く集中出来ない。
どうしても誰かに話を聞いてもらいたかったので、看護師さんに依頼して話を聞いてもらった。
看護師さんはとても熱心にかのんの話を聴いてくださり、だいぶ、かのんはスッキリした。

その後、かのんの様子がおかしい事に気づいた仲の良いお年を召した入院患者の方が「どうしたの?」と話を聴いてくださった。
かのんが一通り話すと、その方は『ご主人も、かのんちゃんもよく耐えたね。うちの主人なら手が出てたよ』と話してくださった。
そして、『ひとしきり話した、かのんちゃんの心がまあるくなったよ』と言われた。

人の心は怒りに満ちていると本当にドゲトゲしているらしい。それが人に話すことによってトゲが抜け、また元通りのまあるい心になるそうだ。

かのんは、なるほどなぁ。いい話だなぁと思った。

人の言葉は相手の心をトゲトゲにもまあるくにもする。だから言葉は時に恐ろしく、時に優しい。

かのんも人の心をまあるくする言葉を使い続けたいと思った。