花の名を、ヒガンバナと言うかマンジュシャゲと言うかで、
スマートか、おセンチかの違いがありそう…。

(公園の端っこ。やせ地だけど日は当たる)
先日、鬱蒼とした雑木林の道端で咲いていたマンジュシャゲを見た。
木漏れ日しかないので、赤でも白でも、茎は細長く、花は小さく、糸のような花びら。線香花火みたいだった。
家の近くでは、ヒガンバナの咲く場所がどんどん減っている。
以前は、田んぼの間や土手などで、帯のように群生していいるヒガンバナがあったものだ。
昨今は、田んぼが宅地になったり、トラックや建設資材の置き場に変わったりしている。
畦畔(けいはん)工事で、あぜがコンクリートになった所も。
私が目にするヒガンバナは、前から生えていたのではない。
困った誰かがそこに植えたものだ、他に植える場所がなかったから。そのうち、消えるだろう。
ニュースでは、「ヒガンバナが見ごろ」とか「深紅の回廊」などの見出しで、「咲き誇った」花が映る。
名所にしようと、関係者が植栽しているとのこと。
ヒガンバナは、冬の時期、枯草だけになった畔や斜面で、ひとり暖かい陽光を受けて葉を茂らせ、球根を太らせて増えてきた。
冬の田んぼのあぜ道では、マンジュシャゲの葉っぱが固まってあった。
つやつやした細長い葉を2本ちぎり、表どうし合わせて弾くと、パチンパチンといい音がした。何人かでやったら楽しかった。
そんな遊びは昔のこと。
ヒガンバナは、真っ赤な絨毯のように咲いている所まで出かけて行って、眺めて楽しむものになったようだ。
スマートか、おセンチかの違いがありそう…。

(公園の端っこ。やせ地だけど日は当たる)
先日、鬱蒼とした雑木林の道端で咲いていたマンジュシャゲを見た。
木漏れ日しかないので、赤でも白でも、茎は細長く、花は小さく、糸のような花びら。線香花火みたいだった。
家の近くでは、ヒガンバナの咲く場所がどんどん減っている。
以前は、田んぼの間や土手などで、帯のように群生していいるヒガンバナがあったものだ。
昨今は、田んぼが宅地になったり、トラックや建設資材の置き場に変わったりしている。
畦畔(けいはん)工事で、あぜがコンクリートになった所も。
私が目にするヒガンバナは、前から生えていたのではない。
困った誰かがそこに植えたものだ、他に植える場所がなかったから。そのうち、消えるだろう。
ニュースでは、「ヒガンバナが見ごろ」とか「深紅の回廊」などの見出しで、「咲き誇った」花が映る。
名所にしようと、関係者が植栽しているとのこと。
ヒガンバナは、冬の時期、枯草だけになった畔や斜面で、ひとり暖かい陽光を受けて葉を茂らせ、球根を太らせて増えてきた。
冬の田んぼのあぜ道では、マンジュシャゲの葉っぱが固まってあった。
つやつやした細長い葉を2本ちぎり、表どうし合わせて弾くと、パチンパチンといい音がした。何人かでやったら楽しかった。
そんな遊びは昔のこと。
ヒガンバナは、真っ赤な絨毯のように咲いている所まで出かけて行って、眺めて楽しむものになったようだ。