ミトコンドリア内の話

2017年07月08日 | run
【身体データ】
体重:(予)63.18kg(実)63.60kg、体脂肪率:10.4%

【ラン修行】裸足Jog60分間@Eペース
1時間01分09秒/10.4km→5分53秒/km
rTSS:107.6
消費エネルギー:579kcal

暑さ全開。ただ、それが気持ち良く思えるのは1時間迄。

※※
エネルギー産生の話、ようやく有酸素運動系迄来ました。

・(TCA回路→電子伝達系)=有酸素運動系@ミトコンドリア。
・解糖系で生成したピルビン酸が以下の化学反応でアセチルCoAとなる。
 ピルビン酸+NAD+CoA→アセチルCoA+NADH+CO2
 このアセチルCoAがTCA回路に取り込まれ、その1サイクルで2ATPが生成すると共に、電子伝達系で利用されるNADHも生成する。
・電子伝達系ではNADHやら水素イオン等が利用され、結果として34ATPが生成する。

ということで、「解糖系→(TCA回路→電子伝達系)」全体で見ると、グルコース1分子からATP38分子が生成される。

あー、すっきりした。
吾輩が大切と考えるのは、解糖系(=無酸素系)と(TCA回路→電子伝達系)(=有酸素系)が全く別個ではなく、むしろ一体と見るべきではないか、ということです。
乳酸閾値を超えるということは、解糖系で生成したピルビン酸が(TCA回路→電子伝達系)で利用され得る量を超えるということ、言い換えるとオーバーフローした状態と考えます。
ならば、乳酸閾値を超えたレベルで運動する目的は、ある意味、筋力トレーニングになります。その際には心拍数でなく、スピード(ランではペース)を指標とするのが適切と思います。
こう見ると、「運動強度の指標として心拍数とペースのどちらが適切か?」という二者択一は無意味です。LSD等持久力強化を重視するトレーニングをする日は心拍数で、インターバル走等スピード強化を重視するトレーニングをする日はペースで管理するのが良いのではないかと考えます。
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