Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

インド教育事情:朝日新聞

2013年06月10日 | 学生に告ぐ
朝日新聞の特別編集委員「山中季広」氏がインドまで出かけて調べた結果。
「身捨つるほどの理系はありや」の内容を簡単に要約すると:
1)二桁の九九はやっていない→昔の話であった。
2)インド人が数学に得意ということはなかった→無理やりやらされていた。
3)国際的な学力比較(PISA)で、インドは世界最下位級であった→PISA参加を止めた。
4)試験で人生が決まる→自殺者続出。
5)インドの就学率は低い。
6)インド式教育が壁にぶつかっているのは明らかであった。

私は、インド出張(技術者採用面接)にバンガロールへ行ったことがある。
インド人を部下に仕事をした。
多くのインド人と交流した。
インド人の結婚式にも出席した。

インド人を技術者として採用したのは、会社としては失敗であった。
優秀なインド人を安く使おう」なんて魂胆がいやらしい。
インド人からは、大した成果は上がらなかった。
私の部署など2人採用して、1年でインドへ帰ってしまった。
「日本の企業に就職した」という経歴が欲しいという者が少なからずいた。
金・金・金…お金しか頭にない者もいた…仕事は二の次三の次。
貧しいんだから仕方ない…家族親戚一同の生活を背負っている者もいた。
あの頃(15年~20年前)の日本人は、「インド人はみな優秀」なんて思い込みがあって…。
数百倍の応募から選んだのだが、全く使い物にならない者も…。
勘違いした方も、おバカさん。
今、日本の企業でインド人が、開発分野で活躍しているという話は全く聞かない。
全ての企業がインド人採用で失敗した。
つまり自分の国の開発は自分でやれってこと。
他国を頼ってもダメ。

インドの学校? インドの大学? 日本の方が間違いなく上でしょう…予算の桁が違う。
何故インドが数学に力を入れるか? 設備費不要だから!
インド人の能力? ノーベル賞(科学系ゼロ)の国なの。
それでインド人が優秀だなんて…あまりに日本に自信を無くしている。
東京のインド学校へ日本人子弟を入学させる?…おバカさん。

私は今でも「インド人が好き」このことだけは変わらない。
彼等には彼らの事情がある。
誰でも己の事情の基で生きている。



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