感覚の間隔

家族、仕事、友人、知人から街中での知っている人、知らない人・・・そこでの自分の、自分との「カンカク」はどうなんだろう

シアターでみる映画

2020-08-28 19:03:42 | 日記
CMで

「映画館は換気がしっかりできているのです」

とのことなので。

落ち着いた気持ちで、大画面でその世界に浸ったり、感じることに身も心も任せたいと思って、今月いくつかシアターに足を運んで、映画鑑賞をした。

「はちどり」
(HOUSE OF HUMMINGBIRD)
https://animoproduce.co.jp/hachidori/

「8日で死んだ怪獣の12日の物語」
https://12daymonster8.com/

「37セカンズ」
http://37seconds.jp/

「はちどり」は韓国映画の青春&家族物語。是枝監督の世界観の韓国版のような感じで見ていた。韓国映画は久しぶりに見たけれど、その世界観が好きになるものがある。これもその一つ。DVDが出たら買ってしまうかもです。

「8日で~」は、僕の好きな岩井俊二監督作品。今年2作品目(前回はLast Letter )。
今のコロナの世界を舞台にして、カプセル怪獣を育てる話し。現実と仮想がうまく混ざっていて、変にSFチックでないし、自分達がコロナの世界にいるんだなーっと、ニュースやワイドショーなどで入ってくる情報よりリアルさを感じた。途中でコロナウィルスって人類を試している存在かもねって感じにもなる。理想はコロナウィルスの世界を経て、人類が賢くなればいいんだけれどね-。
映画編集前の動画をまだyou tubeで見れるから、最近時々見て、自分の子供にも「カプセル怪獣がコロナウィルスと戦ってくれるかもねぇ」と言ったりして楽しんでいる。

「37セカンズ」は脳性麻痺の漫画家志望の女性が、母親との関係や自分の知らない世界の人との出会い、出生の過去をひもといていく中で、成長する話し。いわゆる「障害者映画」っぽくないのが素敵。表面的な世界だけでなく、誰もがある人の欲求も丁寧に扱っているのがいい。女性監督だからかなぁ。
自分がその世界で働いていると、先ず思考が「障害者世界」から始まりやすい欠点があると思っています。人としての世界観に大切なものや人との関わりの大切さが伝わってきました。映画がコロナ世界前なので、見ているとすごく前の世界のような気持ちになってしまう。たかだかまだ8、9ヶ月前にあった世界を見ているだけなのに。

テレビで映画もいいけれど、雰囲気も含めて、これからも
「シアターで映画」
を大切にしたいです!