感覚の間隔

家族、仕事、友人、知人から街中での知っている人、知らない人・・・そこでの自分の、自分との「カンカク」はどうなんだろう

聾話者との会話 ー話しを届ける先はどこ?

2019-04-24 18:41:29 | 日記
研修会場で、たまたま聾話者の方とワークすることがあった。

街では見かける手話での会話、

それは、自分が直接会話をすることはなかったので、音のない会話を静かに見ている、そんな「その他大勢」の一人。

音声で聞こえる会話は、こちらに音が入ってくるので、話している人を見なくても会話は届いてくる。

今日初めて聾話者の方と、手話通訳者を介して会話する機会に巡り会って、思ったこと。


自分は最初手話通訳者の顔を見て、相手の言葉を聞いていた。

音声は手話通訳者から届くから👂。

でも途中気づいたのは、相手の方は手話通訳者に伝えながらも、自分をチョクチョク見て「話して」いるってこと👀。

当たり前のことだと、これを書いている今は思うけど

その時は、僕は誰と会話しているのだろうとプチ混乱した💢。

外国人の方と通訳を介して会話したことはあって、その時は通訳の方も時々見ながら、主には話しての外国人の方を見て話し、聞いている。

音声を発しない聾話者との会話で、自分が手話通訳者を主に見ながら話しを聞いているのは、本当の話者の声を聞いていない「会話なき会話」をしているのだ

気づいた、とても失礼なことををしている自分😔


そこから、相手の方の顔を見るように聞いて、話す

音声は届いていないだろうけど、相手の方の伝える気持ち、自分の話す気持ちを伝えるように

短時間の会話だったけど、今日一番の学んだこと

音声という見えない記号
手話通訳者を介して届く声

それは受け手の自分に届けるための一つのツールであって、

理解することにはなっていなかったと整理する。


その後は、相手の方と会話している感じになった

相手の方にも、今日の出会いが新鮮だったと伝えたら、私もです、と言ってくれたので

最初よりは届いたかなって思う。

声と気持ちを届けて初めて「会話」になるんだって!!





ダイアローグ

2019-04-18 01:12:05 | 日記
今週、J-WAVEで「DIALOGUE RADIO In the DARK」を聞いた。
深夜だったので、RADIKOのタイムフリーで聞くことができるのは、便利なこと。

30年くらい前には、カセットテープに予約録音していたことを考えると、手元で録音するっていう軽快さやいつまでも残しておけるという永続性が手軽には行えないのが、かえってやりずらいけれど。

それはともかく、

DIALOGUE In the DARK

暗闇の世界で過ごす時間と空間を15年くらい前に、実際にDIALOGUE In the DARKの会場に行っています。

その時の移動した感覚、味わった触感、味覚、

そして何よりも、感覚が統合されて、

今、いる場所と時間を知ろうとする、研ぎ澄まされた自己感覚

放送を聞きながら、その時の体験の記憶がつい最近経験したことのように湧き出てくる


たった1回の経験で得られた感覚は、かなり前の感覚なのに

手には触った感じが

足には地面を探索するように進んだ感じが

そして、暗闇のバーで飲んだワインの味は思い出すと口の中にあふれてくる
あれは、今までで一番味わえたワインだった



それだけ研ぎ澄まされた経験の感覚は、なぜ時間を越えてよみがえるのだろう

真の自己感覚は、実際の時間の長さをも越えて、よみがえってくる

まるでそこに今いるかのように、

まさにそこにそのものがあるかのように、

そこでは、自己の身体と感覚が「DIALOGUE」している


これからも、身に染み入るような感覚を体験し、

DIALOGUEを通して、知っていきたい

人を

社会を

世界を