スプリングコンサート 終了しました。

先月29日に、栃木県オペラ協会主催スプリングコンサートが終了しました。
多くのお客様がご来場くださり、あっという間の２時間半でした。

出演者の１人として
とても楽しむことが出来ました。

今回歌った、A.ベルク作曲の歌曲集《７つの初期の歌》全曲を本番にのせるのは初めてのこと。

１曲１曲を抜粋で歌うのとは、いろんな面で違いました。
緊張の度合いが、とかではなく(もちろん、本番はいつも緊張するけどｗ)
この７曲を本番で歌う、という責任感。

ものすごい集中力を持って隅々まで計算をし尽くして、でも心は豊かに。
色彩豊かな音楽と、感情の融和。
しかし、常に冷静に、音楽と空間を分析し、感情を吐き出すようなことは控え目に。
歌曲のスタイルを守って。


覚悟はしていましたが
本当に難しい。
脳ミソが疲れました。
神経が磨り減った感じ。

しかし本番後は
心地良くフワフワと漂っているような気分になれました。


何より今回本番にのせられたこと
多くのお客様の前で歌いきることが出来たこと
すごく嬉しいのです。


少し時間をおいて
私のモノの見方や、考え方、環境が変わったとき
どんな風に歌が変わるのか。
自分自身、すごく興味深いです。


今回のコンサートには地元の恩師や知人・友人が多く聴きに来てくれました。
今は海外に住む高校時代の友人とも、帰国時期がたまたま重なり、再会を果たせました。


どこに行ってしまうか、迷い込むかわからない私をガッツリ引っ張っていってくれて
すばらしい音楽を作り出してくれたピアニストの佐藤展子さんに心から感謝です。
そして、このコンサートに出演の機会を与えて下さり、
当日スタッフとしてご尽力下さったオペラ協会の方々に
この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。