遠くない未来

鬼滅の刃が凄い人気ですが…アニメ化が決まった時は、まだ中学校勤務していた時で、要支援の子の近くの席のマンガ大好き男子に「《約束のネバーランド》とどっちが面白い？」って聞いたら「オレ、そっちは興味ないからわからん」(彼の推しは、ヒロアカとブラッククローバーだった)と言われ、結局見ずに今に至っています

彼はイラストがとても上手く授業中ずっと絵を描いる子で(主にヒロアカ)描くことが好きなだけあって、ある日、進路の授業の後「オレ、中学卒業したら漫画家のアシスタントか漫画家になる」と言い出しました

・絵がうまいだけじゃ漫画家は無理

・高校に行きながらでも投稿できる！

・まずは色んな知識を身につけておかないと、漫画家になれたとしても意味わからんって読者から突っ込まれる

などなど、以前に聞いたことのある『漫画家になれなかった人あるある』の知識を総動員して支援の隙間で彼と話をしました。

「言われてみたら、オレ、セリフとかコマ割りとか考えるの苦手。もっと色んなジャンルのマンガ読んだり、言葉を勉強した方がいいのか…うーん…」と、その時は納得してくれたようでしたが

まぁ、高校受験に対する漠然とした不安もあったんだろうと思います。

マンガのために勉強する、彼の中で受験する意味が生まれればそれでいい

そんなこんなで、年度おわりには私は契約終了で違う現場に行くことになりました。

そして今年の文化祭で、カウントダウンポスターやパンフレットの絵を担当したのは彼だと先生から教えていただきました。

メールに添付してあった絵を見てみると、先生や友だちをモチーフに描いていて、よく描けていてビックリ

そんな彼も来月からは高校生。

私としては、彼は編集者向きだと思うんだけどな〜。

「好き」な気持ちがあるだけで、色んなことを頑張れるよね

願わくば遠くない未来、彼の「好きなこと」がなんらかの形で彼の将来に結びついてくれたらいいなぁ

結びついた時のために、サインもらっときゃ良かったかな？