『紙芝居文化史』

『紙芝居文化史』 資料で読み解く紙芝居の歴史
石山 幸弘/著 ( 萌文書林 )

年表の他、囲み記事のような小さな文が、面白かったです。講演会で実際にいろんな道具を動かすのを見せてもらい、うふふ状態で帰ってきました。
小学生くらいの男の子が講演会の後、手を上げて質問したりして、やっぱり、すごいと思いました。普段から施設に出入りしていて、「今度これ、ほんとに動かすんだぜー、見に来るかい?」とか言われていそいそやってきた、という感じです。(これは、私の想像)
子どものころ、「学習」?「科学」?という、月ぎめでとっていた雑誌の付録に、幻灯セットというのがありました。紙で台を組み立てて、懐中電灯を光源にして映して遊んだ記憶があります。本物を小さくしたもので遊ぶことは、とても楽しいこと、タイムカプセルがあったなら、もう一度あの付録たちに会いたいと思います。

大阪国際児童文学館が、図書館と一緒になるという提案がされていると聞きました。そういう昔の子ども向け雑誌なども所蔵されていると聞いたことがあります。それらはいったいどこへ行くんだろうか。
文化史として年表を見ただけで、あのドキドキ感を思い出せる。
歴史は大事なんだよねと、ここ何年かは、そう言い続けてきたような気がします。

 子ども向けの雑誌やマンガを、おろそかにしてはいけないよね。高級にせよ、という意味でなく、ミニチュアで、シンプルにして、のぞきからくりのようにちょっと毒があって、子どもの身の丈にあっているという意味で大切にしてくれ、ということです。・・・とりあえず持ってて、府立でなく、国立にしたら?と、能天気に言ってみたりしています。署名活動も続いているようです。

 ちょっと小声で言うと、ずいぶん昔に、大阪国際児童文学館賞という名前の賞をいただいたことがあります。役に立ったか立たなかったのか、今、あくせくこうしてやっています。「いっしょによもうよとしょかんのほん」にも書きました。子どももそれぞれ、独自の空気感を持っているんだから、妙に引っ張っちゃいけないような気がしています。
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